ベツコミ10月号の青楼オペラ41話の感想です 
青楼オペラ 第41話 桜小路 かのこ 先生 著
ネタバレありの感想ですので、ご注意ください！ 
別窓で記事がでます
・
・
・
ネタバレ大丈夫ですか？
単行本派の方、まだ発売されていない 10巻の内容を書いていますので、ご注意ください。
真木村先生と 夫婦になる。でも、育てる子の種は 別の愛する人がいい。
普通に考えれば 朱音が言っていることは、真木村先生が怒っても 仕方がない内容ですね。
だけど、事情を分かっている 真木村先生なら、怒らないでくれると 思ってました…！！ 
たしかに 朱音と真木村先生、そこまでの愛着がないからこそ 上手くやっていけるかもしれません。
今の朱音は、惣右助との子を産めるのならば 悔いはない、という心境なのでしょうから……。
心残りのないように。そう言ってくれる 真木村先生の優しさに、何だか グッときました。
そして ついに、ついに、朱音たちが 中村を追い詰める時が―――！！！！
三橋様からの手紙、帳簿が手に入った という知らせは、吉報以外の 何ものでもないですね。
しかし、その日から 中村は籠城中、なんて 悪い知らせも…。
「このまま お沙汰が下れば 在宅のまま処分を受ける 公金横領ともなれば切腹は免れない―――
それでは父上や 葵さんたちのことを 何も確かめられなくなってしまう」
一体どうすればいいのか 途方に暮れていた朱音に、まさか 中村から会いに来てくれるとは、驚きました。
中村の怖さは もう嫌と言うほど分かっているのだから、直接 会うのは危険すぎる、のでしょうけど……。
『まさか向こうから こちらに飛び込んでくるなんて
中村が何を考えているのか わからないけど この機を逃せばもう
真実を明らかにすることは できない』
朱音と中村が 1対1で話す。このような日が来るとは…！！
以前 朱音が、敵意をむき出しにした目で 睨みつけていたことを覚えていて、
そして 自分を今の事態に至らせた、その要が朱音だと見抜く 鋭さ。
そこは、さすが 中村、という感じですね。
「―――私は 先の目付 永倉石見守 直計が娘 朱音にございます」
「また材木商 伊勢屋の始末 及び曙楼の女郎・葵と 小間物商・佐吉を殺めた件も
併せてお恨み申し上げます」
中村に 自らの罪を知らしめるため、リスクを負ってでも 正体を明かした朱音。
朱音が、どれほどの 勇気と覚悟、怒りを抑えて 言ったのか―――
中村には 一生、死んでも 分からないのだろうな……、と思いました。
「虫を退治たことなど いちいち気に留めては おらぬがな で？」
「それだけか？ 永倉の娘が 何を恨むのだ？ 解せんな」
『これは 人の形をした 鬼か
詫びる言葉を聞けると思っていたわけじゃない でも 遊びと言って 人の名誉や 命を奪い
それで微塵も 心が痛まない』『化け物』
朱音を手に掛けようとする中村は 本当に恐ろしかったけれど、
この人は 人の心を持っていないんだ…と思うと、罠だったことも 当然のように感じます。
そんなことは、朱音が 一番、最初から 分かっていたのですよね。
「……私とて 懐刀くらい 用意しております」
惣右助、利一郎、真木村先生、3人が登場した時の 安心感で、思わず 泣きそうになってしまいました。
もし 朱音が、あのまま中村を 自分の手で殺めていたら、
言いようのない後悔が 朱音を襲うことになっていたのではないでしょうか…。
惣右助の「いいぜ 一息にいけ」という言葉が、逆に 朱音を止めていたこと、
それから、泣き叫び 利一郎に抱き締められる朱音を、惣右助は ただ見ているだけだったこと、
無性に切なくて 胸が痛くなります……。
『その後 中村安芸守忠篤は 公金横領の咎で 切腹を申し付けられる
家は取り潰しのうえ召し上げ その累は 広く及んだが
かつてない醜聞ゆえに その処分は ごく密かに行われた』
ついに 仇討ちを果たした朱音は、惣右助に 文を送ったのですね。約束の夜を 迎えるために―――
朱音と惣右助、いよいよ 本当に、別れの時が 訪れてしまうのでしょうか！？
11月号が待ちきれません！！！！ 早く次回を読みたいです！！！！ 
一旦 別のページに移動します
|
