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別冊マーガレット10月号の うちの弟どもがすみません 9話の感想です

うちの弟どもがすみません 第9話 オザキ アキラ 先生 著

ネタバレありの感想です。ご注意ください!

衝撃のあの日から 数日後。

明らかに 今までと距離感が違う 甘えんぼの源に対し、戸惑いしか感じていない 糸―――

このままだと ご近所で噂の弟になってしまうのでは… という不安に襲われます。

『それだけは阻止してあげなければ』

『姉として!』

糸は 源に、距離が近すぎることを 指摘し、「何より私を女子だと忘れすぎ!!」と 叱りました。

すると 源は――――――

「…わけわかんねー」

「なんなんだ 今さら」

「お前から甘えろって言ったクセに」
『言ったけど』
「それはっ…」
「言い訳すんな もう寝る!」
『姉として ドヤ面で言わせてもらったけど』
「…………」
『だけど』
『なんだよ  「一番ほっとけない」って口うるさくされるだけじゃん』

『間違いを正してあげるのも』

『姉の役割だと思うわけで』

   ……

糸と源の距離感が 定まらない中、週末、お休みをとれた お父さんとお母さんが 一時帰宅です!!

両親が お土産を持って 帰ってきてくれたこと、みんなで バーベキューができること、とっても喜ぶ 糸。

ただ、柊は 参加してくれなかったことが、残念だけれど……

「やっぱり柊くん  私たちがいると まだ落ち着かないみたい…」
「お前が来る前から こんなもんだし  気にすんな」

糸の頭を わしわし撫でて、源が 励ましてくれます。

しかし、両親に 変に思われていないか 心配する糸は、源との距離が近くなりすぎないよう 必死です。

とはいえ、一緒に暮らしている以上 普通の人よりは近くにいるわけだから、なかなか 難しい―――

気を抜かないようにしている 糸の態度は、ちょっと嫌な感じになってしまいました。

それでも 源は、糸に近づくことを やめません。

お母さんのことを話してくれたり、お肉を取り合って じゃれたり、糸の口の周りの汚れを 指で拭ってくれたり…!?

「なに  まだ私のお肉 狙ってるの?」

「バカかよ」

「さすがに そこまで飢えてねーし」

「口の周り つけすぎだし」

「ほんと ウケるな  お前が来てから 色々楽しいわ」
「―――…」
『まずい』

『まずい 近い まずい』

『私  何を勘違いしてたんだろう』

『あれだけ えらそうに言ったクセに』

『私が 意識しすぎてただけなんじゃないの』

『源はただ 私といて 楽しいと思ってただけなのに』

『歩み寄ってくれてただけなのに』

『私って奴は…』

   ……

源のタラシっぷりは 無自覚だと知った 洛は、糸のことを 不憫に思いました。

そこで「お前 彼女でも作った方がいいんじゃないの」と 源に言います。

「はあ?」

「男ばっかりで暮らしてるから 狂っちゃったんだな」

「女子との 距離感」

「さっきのとか 何よ 相手の反応みて ただ面白がってるんだろうけど」

「高2にもなって それやってちゃ ただの鬼畜だから」

「俺は べつに…」

「わかるよ」

「源がただ家族間の距離 縮めたいだけなの よ~~~~~~く分かるよ」

「だがここは 俺の経験上から 言わせてもらう」

「その顔面で あんなんされたら 女子は100パー 恋愛感情を抱く」

根拠があるわけではない 洛の発言を、イラつきながら否定した 源ですが――――――

「百歩譲って そんなことになったとしてもだよ」

「こけし太郎だぞ 俺がなんも芽生えねーよ」

「じゃあ源は どんな子だったら 性的な目で見れるんだ?」
「……………………」

「いや マジで どんな子なら 彼女OK?」

「実はけっこう お前 紹介しろって女子多くてさ~」

「よく分かんねえけど  あんまり俺の事 知りもしない奴には 近寄りたくねえ」

「自己中なのも 無理」

「つきあえる余裕 俺にはない」

「はいはい それから?」
「以 上」
『コイツつまんねぇ―――…』
「うるせえな そんなの考えるのとか めんどいんだよ!」

「お前それ ただ諦めてるだけだから」

「だいたい お前なんか その気になれば いくらでも―――…」

「なんでもいいから 言えっていうんなら  あとひとつ」
「家族を 大事にするやつ」
『誰見て 言ってんだよ』

源の 視線の先には、やはり 糸の姿が――――――――――――

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