クイーンズ・クオリティ 41話 | 9巻ネタバレにご注意ください

2018年12月15日

ベツコミ1月号のクイーンズ・クオリティ41話の感想です

クイーンズ・クオリティ　第41話　最富キョウスケ先生　著

ネタバレありの感想ですので、ご注意ください！

　別窓で記事がでます

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ネタバレ大丈夫ですか？

単行本派の方、まだ発売されていない 9巻の内容を書いていますので、ご注意ください。

見事、最後の攻撃を任された玖太郎が仮面を壊しました。

弥太郎さんを引っ張り出すことも成功し、正気に戻った父と立派に成長した息子の再会です。

しかし、その場に文はいません。代わりに、白の女王の姿が。

「あの子はもうここにはおりません　わたくしが彼女と入れ替わりました」

「わたくしはここにいる蛇を殺します　あの子は今

自身の心間の深い場所で　「代償」の話をきいていることでしょう

10年前から決められていた代償の話です　あの子は選ばねばならない」

心間で「ふゆちゃん」にどちらが残るべきか、どちらが消えるか、問いかけられる文。

「あなたが決めて　これからの玖太郎くんを守るために　どちらが残るほうがよい女王になると思う？」

記憶を無くす前の文である「ふゆちゃん」は、玖太郎が想い続けた相手です。

そんな人を消すことになったら玖太郎さまに恨まれる……、文はそう考えています。

「…ごめんね　とても辛いし難しいよね　だから少し時間をかけて考えていいよ

いちど外に戻って　明日の夜明けまでに決めて　でも誰かに判断を委ねないであなたが決めて」

これは女王の力を受け取るための代償。誰の想いを大切にするべきか、誰の幸せを一番に思えばいいか。

何かは必ず犠牲になる。よく考えそして決断することを、文は強いられました。

ひとあし早く還ってきて目覚めた文は、玖太郎にキスを…。一筋の涙を流しています。

『そして俺たちが聖地から還り眼を覚ました時　文はもうそこにはいなかった』

弥太郎さんと玖太郎の、涙と笑顔の再会シーンは、感動して思わず泣いてしまいました。

短い時間だったけれど……、お話できて本当によかったですよね。

タカヤも弥太郎さんを救うことができて、とても嬉しそうだなぁと感じます。

でも、弥太郎さんの目を覚まさせる時のヤンキー口調には、びっくりして笑ってしまいました！

弥太郎さんがタカヤに託した、「女王と共にあればおまえは俺のようにはならない」という、

玖太郎への言伝の意味も気になりますが、他に伝え残してることはない、と話す灯子さんと弥太郎さん、

そして、ぜんぶ受け取ったと答えるタカヤの、晴れ晴れとした表情がとても印象的です。

お父さんとお母さんが至るべき場所に還っていく光景を、夢の中だったとしても、

玖太郎も見ることができてよかったなぁ、と思いました。抱き合う2人は笑顔でしたからね。

さて、明日の夜明けまでに何を守るか、何を犠牲にするかを決めなくてはいけない文は、

一体どのような決断をするのでしょうか？文がいなくなってしまい、玖太郎はどうするのでしょうか？

気になる次回、2月号の42話が待ち遠しいです…！！