Cookie (クッキー) 5月号の日に流れて橋に行く13話の感想です
日に流れて橋に行く 第十三候 日高 ショーコ 先生 著
ネタバレありの感想ですので、ご注意ください!
別窓で記事がでます
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ネタバレ大丈夫ですか?
単行本派の方、まだ発売されていない 3巻の内容を書いていますので、ご注意ください。
ついに、黒木屋 呉服店の、工事の暗いシートが 外れました。
外観のお披露目がされた その日、虎三郎は 黒木屋に偵察へ。
また、日越呉服店の仮営業所にも 足を運びます。
いろいろな不満や問題点を感じつつも、黒木屋の 楽しさ面白さ、
そして 日越の格の違いを感じる、虎三郎でした。
時子は、いつものように 立花邸に訪れています。
楽しそうに ウキウキと興奮した様子で、商品を見せる 時子に、立花様は「面白い店員ね」と言いました。
「日越にも 黒木屋にも あなたのようなひとはいないわよ
皆 たたずまいも美しく それは しとやかに接してくださるけれど…
いざ商品を買おうとすると 物怖じする女店員は多いの
そして最後には 男の店員が出てくるから 女は飾りでしかないこともわかってしまう
寂しいわね 働いている女は もう少し自由だと思っていたから」
立花様は、時子に「相談したいことがある」と伝え、とある部屋の前に連れて来ます。
その部屋には 聡子という、立花様の娘がいるそうで―――
「色々あって… 何年も 世捨て人のように過ごしていて…
卯ノ原さん あなたにだったら あの子は心を開くのかもしれない」
三つ星へ戻った 時子は、来店していた 作家の白井さんが、つるさんと お話しているところを目にしました。
店の奥で 身だしなみを整えていると…、急に鷹頭さんが 時子の髪を、素敵な髪飾りで まとめ上げて、
半纏を脱いで 猫背をやめるよう、厳しく注意してきたのです。
そして、鷹頭さんは 時子を連れて、白井さんのもとへ。
「ようこそ 三つ星においでくださいました
私は 卯ノ原時子を公子に渡り “教育”しております 鷹頭と申します
うちの卯ノ原から お噂はかねがね この先も こいつを 可愛がってやってください」
Cookie (クッキー) 7月号 日に流れて橋に行く 第十四候
白井さんに対し 挑発的な振る舞いをする、鷹頭さん。まるで 時子と鷹頭さんが、特別な関係のような……。
そういった態度を取った理由は、虎三郎が持つ ある思惑のためであることを、時子は 知りません。
店の人たちに誤解され 困り果て、いちばん偉い人である 虎三郎に、相談することにした 時子。
すると 虎三郎は、時子に きちんと対応することを約束した後、白井さんの話を始めます。
「俺は あの先生の作品が好き
辰春先生が呉服店のことを書いてくれたら どんな話になるのかなって考える」
「だけど 新聞社に依頼はできない
三つ星みたいに 話題性に乏しい古い店は題材として難しいだろうから…」
「それもあって 今回は鷹頭に「話題作り」を任せてみたんだ あいつは… やることは乱暴だけど
必ず裏の裏まで 考え抜いて動く 意味のあることしかしない!!
だからさ 卯ノ原さんも 少しだけ 俺たちの考えに つき合ってくれると嬉しい」
虎三郎の話し方や 瞳の強さに弱い時子は、三つ星の力になりたくて さらに頑張り始めるのです―――
虎三郎が 協力者である鷹頭さんのことを、心から信頼していることが ものすごく伝わってきました!!
態度にムラのある 鷹頭さんに、しばらく付き合わなければいけない時子は 大変そうですが…、
でも きっと、すごい経験をしてきて 成功している鷹頭さんに、付いて 勉強することは、
時子自身にとっても 大きな意義があるのではないでしょうか。
さて、白井さんに 三つ星を題材にした作品を書いてもらえたみたいですけど、果たして その内容は?
鷹頭さんが 言いかけていたこととは? 次回が気になりますね!
9月号15話が 待ち遠しくて仕方ありません!!!!