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LaLa(ララ)6月号の天堂家物語32話の感想です

天堂家物語 第三十二話 斎藤けん 先生 著

ネタバレありの感想です。ご注意ください!

予想外の出来事が起こったため 緊急会議がある、と言われ 呼び出された、らん。

雅人、立花、らんの3人で集まり、1通の手紙を囲い 座っています。

その手紙は なんと、現当主の長女 晶から届けられた、“鳳城蘭様”を指名している お茶会の招待状でした。

“親睦を深めたい”とのことですが、らんに 心当たりはありません。

ただ、晶とは観薔会でお会いしていて トラブルになったことを思い出し、顔面蒼白…。

実は 晶が男だということ(らんは そう思っている)、井戸に落とされたことや 偽物だとバレたことは、黙ったままでいる らんです。

「ここ 二年程  操さんと直人様以外で 母屋の方から誘いがあったことはありません」

「ましてや 関わりのない晶様が なぜ突然…」

「私がお茶会に行って 理由を聞いてきます!」

母屋の情報を得る またとない機会。しかし 雅人は、「行かなくていい」と言って 立ち去ってしまいました。

らんは 暗い表情で、行った方がいいのに 断る理由は「私が 操様との面会で 失敗したからでしょうか」と、立花さんに 問いかけます。

「…」
「い  今から 操様に お詫びするわけには…」

「雅人様のお話では」

「今週の“報告”の際  操さんは 面会のことには一切触れず 全くのいつも通りだったそうです」

「しばらくは様子見になるでしょう」

「操さんの件に関して らんさんが できることはありません  諦めて下さい」

「はい…」

悲しそうに俯く らんのため、立花さんは 言葉を続けました。

「お茶会の件に関しては」

「雅人様は  らんさんに危害が及ぶことを 警戒しているのだと思います」

「以前 雅人様のお母様も  今回のように 母屋の方に誘われて 幾度かお一人で お茶会に参加されていましたが」

「―――あまり 良い思い出ではありませんので」

   ……

どうしても、いろいろ知っていそうな晶と 話がしたい、と思ってしまう らん。

役に立つことを 聞けるかもしれない、もし命を狙われても きっと自分なら逃げ出せる、雅人様のために生きると決めたのに こんなんじゃここにいる意味が無い、と―――

そして、らんは 雅人の部屋へ行き、雅人に「お茶会に行かせてください 母屋のことを 探ってきます」と言います。

「今度こそ 役に立ってみせます」
「… お前に そんなことができるものか」

「私は 雅人様の道具です」

「傷付くことなど 怖くありません  雅人様の目的のために 使って下さい」

「それが 私が ここにいる理由です」

すると 雅人は、背中から押し倒して らんの首に噛みつき――――――!?

「お前は俺の 道具だ」

「お前の この身は 髪の毛の一筋まで 俺のものだ」

「俺のものに 勝手に 傷を付けるな」

「いいな…!」

 …………

なぜ噛まれたのか ぜんぜん分からなくて、困惑している らんでしたが……

いやいや 分かりやすいですよね!? らんが 鈍感すぎるだけですね!?

雅人は、らんに噛み跡を残すことで「俺のもの」だという印を つけたかった…のですよね。

不器用な雅人なりの 愛情の示し方というか、独占欲まる出しの行動に ドキドキしちゃいました!!

そして、本当は行かせたくないけれど お茶会への参加を認めたこと、「お前は俺の道具だ」なんて言いつつ らんの気持ちを ちゃんと考慮してくれているなぁ、と感じます。

一方、鈍感な らんは、雅人の気持ちを 何も分かっていなくて、雅人が だいぶ不憫に思えてきました……。

噛まれたせいで 雅人のことしか考えられなくなってる、ことが せめてもの救い、かな???

さて――― 雅人の許可を得て お茶会に行くことになった らんに、一体 何が待ち受けているのか、母屋の情報を掴むことは できるのか、晶と周は 何を仕掛けてくるのか、とても気になりますね。

次回は かなりハラハラの展開になる予感!? 7月号の第33話を 早く読みたいです!!

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