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LaLa(ララ)2月号の天堂家物語40話の感想です

天堂家物語 第四十話 斎藤けん 先生 著

ネタバレありの感想です。ご注意ください!

飲んだことがない 酒を飲まされて、酩酊していく らん―――

周は そんな状態の らんに、どうやって雅人と知り合ったか もう一度 話させ、らんの本音を 探ろうとしているのです。

「ほら 俺に従うと言ったのは 空言か」

前よりも もっと詳しく、雅人との関係について 聞き出す 周。

縄に縛られ 酒に酔った らんは、素直に答えます。

雅人に“死ぬ時は 俺を守って 死ね”と言われ 契約を交わしたこと、

観薔会で死にかけ 雅人が医者を呼んでくれたけど、怪我が治った頃 天堂家を追い出されたこと、

なのに その後 連れ戻されて、“道具として 必要になった”と 告げられたこと……

「道具なら 替えが利く」

「わざわざ 怪我を治したり 連れ戻しに出向いたり しねえだろ」

「随分とお前に 執着しているじゃねえか」

「―――もしや  お兄様と 恋仲なのか?」

らん

「違います」

「違うって…  雅人様に 言われました」

「でも お前は 惚れてるだろ?」
らん
「そうです!」

急に 感情的になった らんの、本音を爆発させた 答え。

予想外の反応だったため、周は驚き 少々たじろいだ様子です。

そんな周の方は見ずに うつむく らんは、感情を高ぶらせたまま 話を続けました。雅人様は 酷い、と。

らん

「私は  身代わりなんて 無理だって 家に帰りたいって 言ったのに」

「家燃やすし  じっちゃん踏むし」

「あんなに “俺を守れ”って言ったくせに」

「急に 追い出すし!」

「離れていても  雅人様のことが 頭から離れなくて 苦しくて…」

「でも」

「雅人様が 私を“蘭”と呼んだ時」

「嬉しくて 胸がいっぱいになって」

「私は蘭になるんだと 思ったんです」

「だけど」

「雅人様は 誰も好きにならないって」

「私は 道具だって いうから」

「雅人様の望み通り 道具になるって いったのに」

「傍にいるために  覚悟を 決めたのに」

「冷たいし  噛むし」

「ずっと 怒ってて」

「わけ わかんない……!!」

ボロボロと泣きながら、雅人への想いを さらけ出した その直後、くたりと うなだれる らん。

「おい  大事なところだ 寝るな」

周が らんに近づいた その時、らんは 周に攻撃を仕掛けます。

薬も酒も 効いたフリをしていただけで この機会を伺っていた… わけではなく、完全に 正気を失っていて―――!?

一方、軽井沢の別荘で 退屈な時間を過ごしている 晶の前には、必死で晶を探していた 雅人が現れ…………

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