蒼竜の側用人 7巻の感想です
蒼竜の側用人 7巻 千歳四季 先生 著
多少のネタバレが含まれますので ご注意ください。
別窓で記事がでます
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アズファレオの次の王となる「兆し」が ユリウスに現れ、変化していく ユリウスの体と心―――
『竜の力で 気配に聡くなった俺は 周囲の期待と喜びを 感じ取り
けれど それと同時に 恨みや憎しみの感情も 鋭く感じられるようになっていた』
同じ教室で 共に学んだ時もあったのに、エリクは ユリウスに、憎悪しか 向けてくれませんでした…。
遠くの音を拾うようになった ユリウスは、どんなヒソヒソ話も 聞こえてしまいます。
人が近くにいると 落ち着かないため、わざと不機嫌な態度をとって 1人きりになる、ユリウス。
誰も側に居て欲しくない、誰も必要ない。王となり 竜となった後も、そう思っていたけれど、
ついに運命の あの日、ルクルと出会い ユリウスは変わったのです―――
千歳四季先生の「蒼竜の側用人」第7巻、もちろん Renta!さんでお借りしてます
ユリウスの回想の後編から始まり、最初こそ 切ない気持ちで読み始めたものの、
回想が終わり、ルクルが ユリウスの子供の頃の孤独感を、抱きしめることで 癒やしてくれていたので、
とっても 温かい気持ちになりました。ジーンとしちゃいました。
そして、ユリウスが ルクルに、「お前がいなくなったら 俺が困る」と言ってくれて キュンキュン~
子供の頃 本当は、誰かに 側にいて欲しかった…、今は 他の誰かじゃなく、ルクルに 側にいてほしいと、
ユリウスが 自分の気持ちに気づけた瞬間に、少し前まで閉ざされていた ユリウスの心は、
自由へ 一歩、大きく一歩 進めたのだろうなぁ、なんて思います。
知識でしか知らない世界を、ルクルと一緒に見たいという ユリウスの願いが、早く 叶ってほしいですし、
そんな素敵な未来の約束が できるようになっていること自体に、また 感動しちゃいました。
綺麗な真っ白い羽の あの鳥さんは、本当に「幸せが何かを教えてくれる鳥」だったのでしょうね。
この巻は、全体的に ほっこりするお話が多かったかなぁ、と思います。
ルクルが レインズとラキアに、信頼してもらえるようになっていて とても嬉しいです。
あと、ユリウス ジルダ ステラ、拗ねてる竜たちが 可愛すぎる~
―――そして、ラキアのおかげで ついにルクルも、ユリウスへの想いを 自覚……!!!!
ついに ついに、2人が両思いになるシーンに ときめきが止まりませんでした
…しかし、ユリウスの呪いを 解かなければ、心から幸せな時間を過ごすことは できないのですよね。
ラキアにも協力してもらって 呪いを解く方法を探している中、ルクルに とある能力が現れたり、
ステラに 突然の出来事が起こったり、ものすごい急展開には 驚きました。
果たして、ルクルは 竜の巫女なのか、アデルの目的は 何なのか、最後の2人は 何者なのか、
立ち向かう ルクルとユリウスに、何か希望が 見つかってくれるのか、
8巻が 気になって仕方ありません!! Renta!さんで 配信が開始されたら、絶対に借りようと思います!!