LaLa(ララ)2月号の天堂家物語29話の感想です
天堂家物語 第二十九話 斎藤けん 先生 著
ネタバレありの感想です。ご注意ください!
雅人の部屋を 2階の洋室へと移すことになりました。
立花さんに頼まれ、洋室の掃除を お手伝いする、らん。
「先々代のご当主が 書斎兼寝室として使っていたそうです 洋風なのは 先々代のご趣味でしょう もともと この離れは 先々代が 妾の家として建てたものですから」
「先々代は 大変 剛毅な方だったそうで 天堂家の敷地内には ここの他に もう一軒 別の妾のために建てた離れがあります」
妾 とは、正妻の他に愛し養う女性のこと。その知識がない らんは、無邪気に「天堂家って 広いんですね」と言います。
立花さんと らんで、雅人の新しい部屋は ピカピカになりました。
ところが、することがないので 結局また、掃除を始めようとする らん。
すると その時、頭につけていた 手ぬぐいを、洋室に忘れてきてしまったことに 気づきます。
らんは、回収するため 再び洋室を訪れました。
『この部屋 鍵がかかるんだ』
『立派な部屋だなあ』
『…雅人様 どうして急に 部屋を移したんだろう もしかして 私が昨日の夜 寝室に入ったから…?』
鍵をかけて 私が入れないようにしたのではないか。らんは そう考えます。
そして、最近の雅人の態度を 振り返りました。罵倒されたり 無視されたり 舌打ちされたり―――
思い出して 嫌な気持ちになった らんは、憂さ晴らしのため 部屋の中で暴れます!!
ベッドで 思いきりゴロゴロと転がった後、椅子に ボフッ、机に バッ。カーテンで遊んで、意味もなく 宙返り。
一通り 暴れ回って 疲れたため、ソファで横になった らん。
考えごとをしているうちに、そのまま 眠ってしまう らんです―――
帰宅した雅人を 出迎えた立花さんは、二階の部屋の用意は できていること、らんが 移動の手伝いをしてくれたこと、なので 今日の稽古は休みにしたことを、雅人に 伝えます。
しかし 雅人は、「そうか」の一言だけ。
イライラした様子で 立ち去ってしまう 雅人でした……。
二階の洋室に入り、ソファへと座った 雅人は、らんが寝ていることに気づき 驚きます。
ため息をつきながら「… 部屋を移した意味がないな」と呟いた 雅人。らんは ぐっすり眠っていて 起きません。
すると、立花さんの「休みなく 頑張っておいでです」という言葉を思い出した 雅人は、らんに 顔を寄せ―――!?
雅人が らんの寝顔にキスを…!!!! 密かに 口づけを…!!!!
実は起きていた らんは――― とはならないところが、らんらしいなぁ と思いました。バッチリ 寝ていましたね。
でも、上着をかけてくれたのは 雅人だということは、すぐに分かっていたので よかったです。
らんと雅人の関係は どうすれば改善されるのか、そして 操との面会は どうなるのか、続きが とても気になります!!