1巻まるまる今だけ無料で読める作品のご紹介

期間限定 1巻まるまる無料で読める作品


【本ページはプロモーションが含まれています】

LaLa(ララ)10月号の天堂家物語36話の感想です

天堂家物語 第三十六話 斎藤けん 先生 著

ネタバレありの感想です。ご注意ください!

『私と同じ顔の 美しい弟は  小さな頃に 一度死にかけた』

『お母様の腕に 噛み付いたのだ』

『私はその時のことを覚えていないから』

『そんな事をしたのに  どうして周が無事だったのか  わからないけれど』

『私達は お祖母様に預けられることになった』

『お祖母様は 厳しい人だった』

『私達は 別々にされ  私は 泣く度に  “お仕置き”を受けた』

『それを知った周は 憤り』

『お祖母様の元に 話をしに行った』

『周と話をした お祖母様は 顔を真っ赤にして怒鳴り』

『周は鬼子だと  離れに閉じ込めた』

『それから  周に会う迄  随分かかったと思う』

『再会した周は  離れの書庫で 本に塗れて 幸せそうだった』

『お祖母様に 謝るように言うと  私と会えるなら このまま離れに居ると 笑った』

『…可哀想な子』

『周は賢い』

『わからない事は 周に聞けば 教えてくれる』

『できない事は 周が代わりにやってくれる』

『嫌な奴は  殺してくれる』

『もはや疑う余地も無く  周は私を 愛している』

『周を どうするかは  すべて 私次第』

『ただ朽ちていくだけの この呪われた家の中で』

『どこにも 行けない  行かない  周を』

『私も愛してる』

   ……

また お茶会に誘われた、らん。その日は 珍しく、晶が 先に来ていました。

そして、部屋の中は 甘い匂いが漂っています。

お茶をかけてしまった お詫びのために取り寄せた、白檀のお香だと 晶は言うのですが……

今日の晶は 「にらむ方」なのか「しゃべる方」なのか、らんには 判断がつきません。

晶が 何を考えているのか? 晶に 何を言えばいいのか? 最近の雅人様は なぜ変なのか―――?

突然 ズキっと頭が痛み、甘い匂いのせいで ぼうっとしてきた らんは、考えが まとまりません。

晶に誘われ 庭を歩いていると、目眩まで してきました。

だんだんと、立っていることすら できなくなっていく体。それでも、らんは…

「―――晶様は  かんしょうえで なぜ私を 井戸に落としたのですか?」

「井戸に落とした?」

くすっ

「それはね  あなたのことが 嫌いだからよ」

「え?」

ぐら

『? 足が…』
「やっと 効いたの?」

「ねぇ 鳳城蘭さん」

「この家は 醜く朽ちていくばかりだけれど」

「最近は 楽しいことが多くて  前より退屈しないのよ」

「あなたが いなくなれば  もっと気分が 良くなるわ」

「あなたを 殺して  雅人お兄様を 手に入れて  この家を 滅茶苦茶にするの」

「私達に 跪くとき お兄様は どんな顔をするかしら」

「ああ  楽しみ…」

   ……

「―――雅人様が」

「あなたに跪くことは ありません」

「そんなことは  私が させません」

「手に入れる などという」

「たわ言は」

「私を倒してから 言って下さい」

 …………

あのお香には 確実に、何か仕掛けが されていましたよね。

たくさん吸い込んでしまうと 体を麻痺させるような、危険なものだった……!?

晶が 扇子で口元を覆っていたのは、なるべく自分は 吸い込まないようにするためでしょうか。

また、事前に お香の毒性に 体を慣らしておいた、のかも??

目眩に襲われ 冷静な判断力が失われているはずの らんが、反撃に出てきたのは 晶にとって誤算でしかなく かなり驚いていた様子だったけど、読者としては「らん さすが!!」としか 言いようがありませんね!!

らんの、晶を見下ろす 真っ直ぐな瞳、強く頼もしい 言葉、カッコよすぎます!!!!

―――しかし、敵は… 晶は 2人いる、という らんにとっての 大きな誤算が、ついに らんを ピンチに陥らせることになり、ハラハラの 今回ラストでしたね……。

双子の策略により 捕えられてしまった らんは、果たして どうなってしまうのでしょうか!?!?

気になる 次回、11月号の第37話も 絶対に見逃せません!!!!!!!!

↓1巻全ページ無料配信中★↓
一旦 別のページに移動します
今だけ 全ページ 無料 配信中!
おすすめの記事