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別冊マーガレット3月号の 恋のようなものじゃなく 4話の感想です

恋のようなものじゃなく ♯4 南 塔子 先生 著

ネタバレありの感想です。ご注意ください!

千耀くんのお家 美容院「Iris」で、ちぃちゃんの写真を見た 未仁。

ちぃちゃんのことを 女の子だと思っているため、写真に映っているのは 千耀の姉・瑠奈だと勘違いをしました。

それなら その方が都合いい… と思った千耀くんは、そのまま 誤解しておいてもらおうとしたのですが―――

結局 すぐにバレてしまい、千耀くんの口から直接 未仁へ、正直に 打ち明けることになります。

わけも分からず 姉のお下がりを着せられていた頃のことは、千耀くんにとって 黒歴史であることや、

ミニーちゃんに「大っきらい」と言ったのは、女と思われていることが 決定的に分かり カッとなってしまっただけだということ。

千耀くん

「親の転勤での引っ越しだから 俺もそれが最後になるなんて 思ってなかったし」

「こっち戻って 再会するとも 思ってなかったけど」

未仁

『そうか それで ちぃちゃんは怒ったんだ……』

『わからないはずだ』

『私 完全に ちぃちゃんのこと 女の子だと思ってたもん……』

「ごめんね 知らないうちに 傷つけてたみたいで……」

「でも私…」

「ちぃちゃんの事 大好きだったから  また逢えて 嬉しいよ」
千耀くん

「うん 俺も」

「こっちに戻ってきたつっても 小中の友達 ほとんど向こうだし」

「唯一 幼なじみのミニーちゃんと 再会できて  嬉しい」

ふたりは 本当に嬉しそうに笑い、偶然の再会を 喜び合いました―――

   ……

幼なじみだったことが 発覚し、未仁と千耀くんは ますます仲良くなっていきます。

そんな中、学校の行事で 1泊2日の校外教室が始まりました。

夜、ひとりで歩く 千耀くんの姿を見つけて、声をかける 未仁。

千耀くん
「未仁ちゃん 何してんの」
未仁
「千耀くんこそ」
千耀くん
「俺は展望台に…」
未仁
「展望台 こっちだよ?」
千耀くん
「え」

迷子になっていた 千耀くんを案内するため、未仁も一緒に 展望台へと向かいます。

その途中 千耀くんは、昔も 同じようなことがあったことを思い出しました。

音楽教室の発表会で 迷子になっていた際も、未仁が 助けにきてくれたのです。

千耀くん

「あの時 すげーホッとした」

「ミニーちゃんて いつも俺にとって ちょっとヒーローみたいだった」

「こんな風になりたいって」

   ……

誰もいない 貸し切り状態の展望台で、さらに仲を深める 未仁と千耀くん。

ところが、いきなり 大雨が降ってきてしまいました…。

千耀くんは 着ていた上着を脱ぎ、未仁に 渡してくれます。

千耀くん
「近くて助かった」
未仁
「―――ごめんね これ貸してくれたせいで 千耀くんが濡れちゃって…っ」
千耀くん
「気にしないでいーよ  どーせシャワー浴びるし」
未仁

『心臓が  きゅって掴まれたみたい』

『苦しくて  何かが 溢れそうになってる』

『溢れそうに』

「千耀くん あのね 私―――」

その時、千耀くんのスマホに『千耀くんの彼女』からの 着信が入り…………!!??

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