プレミアCheese!12月号の 薔薇色ノ約束 31話の感想です
薔薇色ノ約束 第31話 宮坂 香帆 先生 著
ネタバレありの感想です。ご注意ください!
暗い顔で お茶会から戻ってきた 彩葉は、すぐに 烈のところへ行き、謝罪します。
東山夫人と 揉めてしまったことを、正直に すべて話しました。
すると 烈は 怒るどころか、「最高だな 君は」と 大笑いして……
「私の出自のことを 言われました…」
「何より不知火や 烈様のことまで言われて悔しくて ついカッとなってしまって 負けたくないから 言い返したり…」
「いいえ… これは言い訳です 単に私が未熟で 子供なんです…」
「むしろ 褒めてやりたいくらいだ」
「不知火 烈の妻なら 尻尾を巻いて逃げるどころか噛みつくくらいでいないとな?」
「上出来じゃないか」
好戦的な物言いや 笑い方が、父に似てきている 烈。
そして、笑顔が戻り「やっぱり親子ね」と烈を煽る 彩葉も また、不知火に染まってきています。
お互いの変化を感じ、クスクスと笑い合う 仲良しの2人です―――
彩葉が 東山夫人と揉めたことについて、烈は まったく気にしていません。
だからといって、このまま何もせずいるのは 気が引ける 彩葉。
『謝ったところで どうにかなるわけでは ないけれど…』
『だけど 今の私はもう ひとりではなく 不知火 烈の妻―――…』
彩葉は、お詫びとして お茶会を開き、綺麗なお花で 皆さんを おもてなししよう、と思いつきます。
烈に相談したところ もちろん了承してくれたので、早速 準備に取りかかりました。
愛しい妻のことが心配で 力になりたい烈は、彩葉には黙って 行動を始めます。
片山に頼んで 掴んでいた とある情報を頭に入れて、東山夫人に 会いに行ったのです。
偶然を装い 声をかける 烈。最初は、いつもどおりの 高慢な態度で対応する 東山夫人だったけど……
「小遣いを渡していらっしゃいますね しかも少々 額が多いようだ」
「東山氏は ご存知で?」
「夫人 僕は あの不知火の人間ですよ?」
「努々 お忘れないよう」
……
烈の脅しが効いたおかげで、彩葉主催のお茶会は 何事もなく終わりました。
お茶会が上手くいったことを 素直に喜ぶ 彩葉。
東山夫人は 烈が怖くて、自分の身を守るため 大人しくなったのですが…、彩葉は そのことを知りません。
そんな 彩葉に対し、手柄は主張しないけれど ご褒美だけは きっちり、おねだりする 烈様でした……♡