LaLa(ララ)7月号の原始人彼氏11話の感想です
原始人彼氏 第11話 北福佳猫 先生 著
ネタバレありの感想ですので、ご注意ください!
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ネタバレ大丈夫ですか?
単行本派の方、まだ発売されていない 3巻の内容を書いていますので、ご注意ください。
稲作が行われていることから ここは縄文時代の晩期だと気づいた美大の、
『これが縄文時代の稲…!』と 感動している様子は、さすが 誇り高き農家の娘!って感じですね
村で育てているが まだ一度も収穫に至っていない、とのことだけど、
イレスの言葉だけで とても大事にしていることが伝わってきます。
狩りや採取に頼らず暮らせる 神の糧、コムイ。
交易で得た種から育てた 大切な作物に、奇妙な突然の来訪者である美大に 近づいてほしくない、と、
イレス以外の人に思われてしまうのは 仕方ないのでしょうね……。
美大を強く警戒する クテカラという男。
元々 イレスを敵視してるから、余計に 美大のことが気に入らないみたい…?
美大が ここに来て3か月近く。村の人達に まだ受け入れてもらえないのは、すごく 辛いと思いますが、
それ以上に、イレスが 自分のことを話してくれない……なんて悲しいですね。
監視という名目で 美大を家に置いてくれているイレスのおかげで、生活には困らなくても、
美大は イレスを知りたくて、言葉を覚えたのだから…。
狩りに連れていけないのは、美大を心配してくれてのことだとは 分かりますが。
寝たきりのお婆さん、オナイさんとの ピクニックをキッカケに、
美大が 村の女性や子ども達と仲良くなれたことには、とっても嬉しくなりました!!
狩りには行けないけど 代わりに楓狩り。美味しい おやつ。あっという間に 人気者になった美大
オナイさんの顔色が良くなって 犬のクーも嬉しそうですね。
すっかり村に馴染んで 楽しそうに笑う美大のことを、イレスは 愛おしく感じてくれているはず
狩りをする時の 強い姿と、狩りの後 祈る姿。美大は イレスを知ることができています。
イレスが 自らの話をしてくれるようになったのは、美大に 心を開いてくれたからでしょうか。
「…俺は この村に生かされた命だ 幼い頃 移住の道中で熊に襲われ 血族を亡くした
一人 森で死にかけていた俺を 村の人間がみつけ オナイに預けられた」
「力をつけ 村の糧となって この身を捧げることが 俺が生かされた意味だと思って 生きてきた
村を守る荷が 重くなればなる程 強くあるしかなかった」
「―――…でも ミトがいると なぜか 心が安らぐ
安らぎで 力が湧くなんて 思いもしなかった おまえは不思議だな ミト」
瞳の奥に、ガルヒとエレクと 同じ優しさを見つけた美大―――
イレスが強くても強くなくても ただ生きててくれたらいい、という言葉は、
軟弱者ばかりだとウンザリしていた頃の 美大のままだったら、
絶対に 出てこなかった言葉だろうなぁ、なんて思いました。
ガルヒ、エレク、そして イレス。交流を深め、美大が変わっていることを 改めて感じます。
イレスから貰った お守りをつけ、イレスを守れるくらい強くなりたい と思う美大ですが、
稲を巡り 追い詰められてしまう状況で、一体 どうすればいいのでしょうか…!?
突然、稲が しおれてしまったのは、もちろん 美大がもたらした厄災なんかではありませんね。
イレス敵視し 美大を警戒するクテカラに、どうすれば 信じてもらえるでしょう……。
「言いがかりだ ミトは絶対にしない」
自らの首を賭けてまで 美大を庇ってくれるイレス。この後 どんな展開になってしまうのか、
次回、8月号12話が 気になり過ぎます…!!!!