デザート11月号の ごきげんよう、小春さん 10話の感想です
ごきげんよう、小春さん LIVE 10 葉月 かなえ 先生 著
ネタバレありの感想です。ご注意ください!
小春は 駿に、今の素直な気持ちを 打ち明けます。
…つらい。もう 嘘をつくのは嫌―――― と。
駿と付き合っていることを、リスナーさんに 言いたいのです。
しかし、駿は やっぱり反対の姿勢。
「小春」のリスナーやファンの人達によって 凪が傷つけられないか、心配で仕方ありません。
実際、駿のところには 嫌がらせの被害が出ているので……。
「………わかった」
「やっぱ… 止め。」
「今のは 忘れて」
リスナーさんが 駿くんに 嫌がらせをしている。
そのことを知った 小春は、もう 何も言えなくなってしまいました。
守る とは何か、分からなくなっている 駿に対し、駿のお父さんが 一喝!!
保守ばかりに走っていて 彼女を守ってあげてない、と 厳しくも優しく、助言してくれます。
「おまえが心配して 彼女にしてることは」
「彼女の やりたいことに おまえがストッパーかけて」
「逆に 彼女に 気を遣わせて」
「おまえは 配信上での「小春」を守ろうとして」
「本当の彼女を 守ってあげられてないの」
「本当の彼女を守るどころか 守ってもらっちゃってんの」
「おまえは 俺の子供だろ」
「女に守られるような男に 育てたおぼえは ねぇよ」
……
駿は 小春の家へ行き、小春に 尋ねます。
俺と付き合ってるって リスナーに伝えて、一部のファンが離れたとしても 後悔はない? と。
すると 小春は、少しも迷わず 真っ直ぐに…
「俺だって 言いたかった」
「ずっと このままじゃ 嫌だし」
「堂々と 手つないだり 出かけたり」
「いちゃいちゃ してぇわ!」
小春と駿は 覚悟を決めて、ふたりで 配信を始めました。
リスナーさん達に向け まずは自己紹介、そして 小春と付き合っていることを伝える 駿。
今回の配信の経緯や ちゃんと言おうと思った理由、小春を想う気持ちや 覚悟を、赤裸々に語ります。
「でも あくまで 小春ちゃんの配信は 俺自身 大事にしていきたいと思ってる」
「小春ちゃんも実際 リスナーありきの配信だって いつも言ってるし そこはリスナーとして 俺も応援してるんで………」
「どうか これからも 小春ちゃんを支えていってほしい」
「お願いします」
頭を下げる 小春と駿の姿を、リスナーさん達の多くは どう受け止めたか、これから どうなるか、 分かりません。
だけど、配信を終えた 凪と駿の表情は 明るいです。
2人は やっと 今、はじまったのかもしれないのです――――――