王の獣 4話 | 2巻 ネタバレにご注意ください

Cheese!(チーズ)6月号の 王の獣 4話の感想です

王の獣　第4回　藤間 麗 先生　著

ネタバレありの感想です。ご注意ください！

おまえに 命を預ける。天耀に そう言われた、藍月。

すると 藍月は、天耀の手を振り払い 距離を取りました。

「…人間なんて　ましてや皇族なんか　信じられるものか」

「そうして線を引き　突き放しているのは　おまえではないか 藍月」

「……こんなっ　こんなクソみたいな世の中の　何を信じろって言うんだよ…！」

藍月は 逃げます。ずっと昔から こんな地獄に独りぼっちだったことを、思い出しながら…。

でも 今は、天耀が 藍月を独りぼっちにさせません。逃げる藍月を、必死で 追いかけてくれるのです。

本当は 天耀を振り切ることなんて、藍月にとっては 簡単だけど、そうしません。

『―――信じない　認めたくない わかってる　これは僕が幼い』

『僕の　まるで駄々だ　この人はきっと　裏切らない

傷つけたりしない　差別すらしない　そういう人だと 薄々気づいている―――…』

『否定してきたものを 認めるのは難しい　そうだと信じて 生きてきた自分を 捨てなくちゃいけない

それは なんて惨めで　かわいそうなんだろう』

『でも あんなに息を切らして 追いかけてくれる　亜人の僕を

こんなのすごく 屈辱だと思うはずなのに』

過去の自分に「じゃあ少し　休んでいいよ」と言われた 藍月。すぐに天耀が 藍月に追いつきます。

振り返った藍月の目には 涙が…。そして 天耀に言うのです。

「信じても　いいですか……」

天耀は、優しく 藍月に触れてくれます。柔らかい他人の手の感触を、藍月は 初めて知りました―――

藍月の涙は とても悲しい涙だけど、天耀のおかげで キラキラと美しく光っているような気がして、

ものすごく グッときちゃいました…！！ 

天耀は、藍月にとって 光。これから 皇子と従獣として、いい関係を作っていける事は 間違いありませんね。

しかし もし、藍月が女の子だと 天耀が知ったら……、2人の関係は どうなっていくのでしょうか？

大博に 女であることがバレてしまい、今後どうなっていくのか 次回が気になります！ 

7月号の第5話が 待ち遠しくて仕方ないです！！！！