Cheese!(チーズ)7月号の王の獣 5話の感想です
王の獣 第5回 藤間 麗 先生 著
ネタバレありの感想ですので、ご注意ください!
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ネタバレ大丈夫ですか?
単行本派の方、まだ発売されていない 2巻の内容を書いていますので、ご注意ください。
胡 藍月は女であり、胡 蘇月の双子の姉だと、気づいた 天耀の側近・大博。
『女の身で従獣 女の身で参内 皇帝をも謀る 大罪だ
だからこそ… その秘密を知った者を あれは 殺す覚悟でいるはずだ』
告発し処すべきか、大博は悩みます。切り捨てるなら 早いほうがいいけれど、
しかし、秘密を公にして 断じては、天耀を狙う者に 餌を与えるようなもの―――
『秘密裏に… 胡 藍月を 亡き者に…? いや…
…今は得策ではない いかに女の身であろうと… 強い
天耀様を狙う者がいるうちは あれの力は囮にも盾にも使える
例え その攻防の中 胡-藍月が敗れても 構わないのだ
むしろ一石二鳥ですら あるわけだ 捨て駒として様子を見るか……』
藍月は、ふいに 楽しそうな笑顔を見せるようになりました。しかし、恐ろしい目をする時も あるのです。
また 時には、天耀を見つめ『女に見える』表情をすることも……。
どうするべきか 悩み、大博は 藍月から目が離せなくなっています。
藍月との追いかけっこのせいで 筋肉痛の天耀のため、打ち身にも良いと聞く 皇泉の湯へ。
ここでも 大博は、藍月ばかり 見て、気にしていました。
何も知らない 天耀は、藍月に「おまえも一緒に湯に入らないか」と誘います。
大博は、それを大慌てで 止めようとしたせいで、湯に どっぽん…。
「なんだ大博 おまえではなく藍月を誘ったんだが」
「駄目です!」「…… け…獣など 皇泉に入れてはなりません」
この調子なら天耀様は 藍月が女であると気づいてはいない、と確認できたは いいものの、
どうしたものか 悩み続ける、大博です。
その後 大博は、藍月に「おまえを信用できない」と、直接 伝えました。すると 藍月は―――
「…あなたが僕を蔑むのは構いませんが… 天耀様は光です 僕にとって …そう 気づきました
だから命を懸けて お守りすると誓います それだけは ご承知おきください」
『こんな女を 私は知らない 女でも 男でもなく 人でも 獣でもなく』
「おまえの失態で天耀様に 危害が及べば… 私は迷いなく おまえを切り捨てるぞ」
「…何を今更 むしろ安心致します」
『敵討ちを目指した 執念も その覚悟も 認めよう 見事だ 胡-藍月』
藍月に厳しく当たっていた 大博に、藍月の秘密を知られたら どうなってしまうのかと、
ハラハラしていたのですが……、皇泉での 大博の行動は、
まるで、藍月が 女だとバレないよう、庇おうとしてくれている感じでしたね。
流石の反応速度で対応できる 藍月には、必要なかった訳ですけど。
大博の 藍月への気遣いや、大博が 藍月を認めたことが、藍月に伝わらないのは ちょっと切ないなぁ…。
さて いよいよ、最後の重要人物で 黒幕の本命!? の 第一皇子と対面!!
果たして、どのような展開になるのでしょうか。
気になる 次回、8月号の第6話を 早く読みたいです……!!