別冊フレンド4月号の王子様には毒がある。38話の感想です
王子様には毒がある。 第三十八話 柚月純 先生 著
ネタバレありの感想ですので、ご注意ください!
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ネタバレ大丈夫ですか?
単行本派の方、まだ発売されていない 10巻の内容を書いていますので、ご注意ください。
我が子の無事を確認して 早々、キツイ言葉を投げかける 颯太パパだけど、
でも すぐに颯太を病院に連れて行ってくれて、帰らずにいてくれるのだから やっぱり『お父さん』ですね。
もちろん、そんなのは当然のことだとは 分かっていますが、しかし、
これまで 颯太に対して、冷たく厳しい態度ばかりを取ってきた 颯太パパの、
優しさや温かさを ようやく見せてもらえた気がしました。
困ってる人を見かけたら 放っておけない親切心だって、颯太パパには あることが分かったし、
颯太のために 懐かしのジュースを用意してくれていたことは、ただただ 優しいなぁと思います。
あんなに分かりやすい 仮病を見抜けなかったり、もう颯太は 小さな子供ではないのに、
赤ちゃんのジュースを選ぶところなんかは、颯太パパ ちょっと可愛らしいですよね。
颯太が好きなもの、それしか知らないのかな…と考えると 切なくなりますが…。
「…懐かしいな これ まだ あったんだ オレが熱出したとき 母さんがよく 飲ませてくれたの」
「…あのね 颯太 言わないでって 言われたんだけど それ 颯太のお父さんが買ってきてくれたんだよ」
久しぶりに 父の優しさに触れ、お母さんが言っていた言葉の意味も 分かる年齢になった颯太は、
ようやく、お父さんは ちゃんと家族を愛している、ただ不器用なだけなんだ、と 理解できたのでしょうね。
「おい」なんて そっけないけど、颯太パパを呼び止めた 颯太は、すごく すごく勇気を出したんだろうな。
しっかり お父さんと向き合おうと、自分の気持ちを 自分の言葉で伝えようと、
前向きな気持ちに なれたから、りずのおかげで 変われたから、行動を起こせたのですよね。
「…大切な人が いるんだ その人の そばで その人を 幸せにしたい
援助を打ち切ってもらって かまわない オレは自分で生き方を選ぶ」
「まあ やってみるがいい また問題を起こすようなら 容赦なく連れていくがな」
「親父 ありがとう」
一晩 入院、なんて事態になってしまいましたが、颯太と 颯太パパが、
こうやって しっかり話ができるようになって、本当に よかった…!!!!
そして、これから もっと、少しずつ お互い、歩み寄っていけるように なるのではないでしょうか
今の颯太が好きなものは 何か、颯太パパに たくさん知ってほしいです。
りずが 颯太を子供扱いしたり、颯太と達海が 仲良く?ケンカ?してると、
いつも通りの日常に戻ったなぁ って思いますね
心配してくれたマキちゃんの優しさには ジーンとしちゃいました。
……まぁ、優しさより 厳しさの方が 圧倒的に大きかったですけど。
りずと颯太が 無事に登校してきてくれて、吾妻先生も ホッとしているだろうなぁ。
吾妻先生も すっごく心配してくれてましたものね。あれで、一応。
復活して素敵になった 七海くんは、ますます ファンが増えてしまう!?
でも、颯太と心が通じ合っている りずに、不安なんて ない!! …とはいえ、
心が 通じ合っているからこそ、2人の想いが 同じだからこそ、もっと近づきたい、思うのは 当然のこと。
颯太の部屋にお泊まりした りずは、颯太を受け入れる 心の準備、できてますね?
いよいよ2人は、初めて結ばれる夜を 迎えるのでしょうか???
次号 ついに最終回!!!! 一体どのような 感動の結末となるのか、とっても 楽しみです!!!!