ベツコ2月号の クイーンズ・クオリティ 53話の感想です
クイーンズ・クオリティ 第53話 最富 キョウスケ 先生 著
ネタバレありの感想ですので、ご注意ください！
心間に潜った 玖太郎の体を支える 文は、玖太郎さまは きっと大丈夫だと信じ、目を閉じます。
すると、突如 現れた 白猫さんが「―――残念ながら 大丈夫とは言えませんニュ 若さまは おひとりでは このままでは」と言うのです。
さらに 白の女王も現れて、玖太郎の「願」の内容を 文に伝え……！？
玖太郎は、蛇に 自分の「願」を 喰わせました。「俺がさいごまで 俺のままであること」という「願」を。
蛇の依代となり、苦しみもがく 玖太郎に、蛇は言います。
「依代は蛇に 願を与える 蛇はその願を喰って力とし 引き換えにその願いを叶える
だから玖太郎 小賢しいお前は そう願った 「文を守れ」でも「大切な者を守れ」でもなく
その願のために 俺はお前を 喰い尽くせず 戦いの中でも お前の存在を守らねばならなくなる
そしてお前は 俺の力を利用して 大事な者を守れる そう考えたんだな」
「だが残念ながら 思い違いだ その願ことが おまえを殺す
依代は願を 蛇に掲げた その瞬間から その願を自ら 疑い始めるのだ 「その願に 意味はあったのか？」
それでも必死に 願い続けなくてはならない 蛇に願を 喰われても喰われても それでも願って 願って
だが力尽きて その願を手放す時」
「おまえの存在は 完全に喰われて 消え去るんだ」
「だが玖太郎 それも悪くないと 思わないか？
安心しろ おまえを喰った俺が 神になれば おまえの存在は 消えても無駄にはならないぞ
既に今おまえは 感じてるだろう 自分の「根幹」を疑いながら生きることの とてつもない苦痛 そして」
「自分の意志を生きるが故の 苦悩を 願などというものを すべて投げ出し 放棄した先の 快楽を」
「なあ玖太郎 今ここで終わってもいいんだよ 全部を俺が愛してやるから」
「それでもまだ あがくなら ―――そうだ」
……
意識を戻された 玖太郎は、文に 助けを求めました。
心が喰われている、さびしい くるしい、こわい、壊れるのは いやだ、負けたくない、と―――
「もちろんですよ 玖太郎さま 頼りにしていただけで 嬉しいです 玖太郎さまの願もとっても素敵ですね」
「でも同時に とても難しい願なんです 考えるほど 傷ついてしまうような その願を守る答えを探してゆきましょう」
「ですが 今はひとまず 私の存在をもって あなたの願を お支えします」
「玖太郎さま あなたにここにいてほしい それが叶うなら よろこんで あなたの「贄」になりましょう 食べてください 私を」
白の女王が 言っていた通り、文は すでに覚悟をしていたのです。
すべてを 玖太郎に捧げる覚悟を――――――
予告されていたように 今回は減ページでしたが、青龍編クライマックスへ向け 目が離せない展開となってますね…！！！！
次号は 表紙・巻頭カラー しかも37Ｐ！！ とのことで、とっても楽しみです！！ 待ち遠しいです！！
一旦 別のページに移動します
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