別冊フレンド5月号の 稲妻とロマンス 3話の感想です
稲妻とロマンス #3 みきもと凛 先生 著
ネタバレありの感想です。ご注意ください!
麗央に 思わず告白してしまった 菫は、返事を聞く余裕がなく 逃げ帰ってしまいました。
家で ひとり、何をやってるのかと後悔し そもそも相手にされてない、と 落ち込みます。
……
一方、菫からの告白により 麗央も動揺しているようで、バイト中 らしくないミス。
何かあったことを察した まもるちゃんに、告白されたことを 話しました。
「まさか」
「同じ高校にいると 思わなくて」
麗央にとって、菫と 同じクラスになり 隣の席になったことは、ミラクル展開だったようです。
なのに 麗央は、菫のことを 知らないフリして、「もう ただのクラスメイトとしてしか 関わらない」と決めていて―――?
翌日、麗央から「放課後 空いてる?」と 菫に聞き、ふたりは 駅前の広場で 話すことになりました。
しかし またしても、早々に 沈黙の時間…
『……… 瞬殺されたら悲しい』
『から 何か会話をっっ』
何気ない会話のおかげで、菫は 麗央の内面を いくつか知ることができます。
ネコ好きだということ。妹がいること。クマさんが描けたり ネイルが塗れるのは、妹さんの遊びに 付き合っているからだということ。
「……? 噂は 噂なので…」
「私は 気にしてな」
「残念ながら」
「オレは 噂どおり 悪い人間だよ」
「10代のころは 反グレとつるんでて 人に手を出すことに躊躇もなく」
「ヤクザの手下みたいなこともしてた」
「警察に何度も つかまってる」
「何を勘違いしたか 知らないけど」
「そーゆう子供じみた感情には つき合えない」
「話したかったのは そういうこと」
「もう 必要以上に話すべきでも ないと思う」
そう言って、麗央は その場から立ち去ってしまいました。
―――ところが、帰ろうとした菫が 男からナンパされているところを見ると、すぐに引き返し 菫を助けてくれます。
そんな 強くて優しい行動を取る 麗央に、ますます惹かれてしまう 菫。
諦めることなんて できなくて、もう一度 告白をしました!!
「よかった」
「だったら こちらも残念ながら 気持ち 消せそうにありません!!」
「なぜだか全然 消えなくて 正直やっぱり 怖い部分もあるけど」
「でも 私 今 目の前にいる二ノ宮さんが好きなので!!」
すると、麗央は 照れを隠すことができず 顔が赤くなってしまい――――――!?