別冊フレンド12月号の高嶺の蘭さん17話の感想です
高嶺の蘭さん Episode 17 餡蜜 先生 著
ネタバレありの感想です。ご注意ください!
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ネタバレ大丈夫ですか?
単行本派の方、まだ発売されていない 5巻の内容を書いていますので、ご注意ください。
お父さんが 心配してくれていることは、蘭さんも十分 理解しているでしょうけれど、
できれば あまり触れてほしくなかったのでしょうね……。佐伯くんの前では なおさら。
「あ…っ 晃くんは そんな人じゃない」
珍しく 蘭さんが強く言い返したから、みんな『ぽか―――ん…』?
お父さんの汗が 尋常ではなくて、読んでる こちらとしては、むしろ お父さんのことが心配になります。
一方、とても落ち着いている 蘭さんのお母さま。
佐伯くんの表情から 本気で蘭さんを心配してくれてること、分かってくれたのでしょうか。
「…あなたになら 知ってもらったほうが いいのかしら」
「だって あの子 自分から話さないと思うから―――…」
蘭さんのご両親から 佐伯くんへと語られた、蘭さんの過去―――
お父さんも お母さんも、今は蘭さんと しっかり向き合っているから、
当時の蘭さんの辛さを ちゃんと分かってくれているのですよね。
でも、昔から しっかり者で、頑張り屋さんで器用な 蘭さんの、
寂しい気持ちや 苦しさに気づいてあげられなかったこと、きっと 後悔してらっしゃるのだと思います。
幼い頃から お母さんに我が儘を言えなかったこととか、
中学生のとき いきなり男子に騒がれるようになったこととか、
小学生のときとは違って 周りの女の子たちから浮いてしまったこととか……、
習いごとや勉強で 気を紛らわせて、グッと我慢してしまうところ、蘭さんらしいなぁ と感じました。
しかし、いじめ…と表現するのは 違うとしても、1人でいることが『平穏』なんて 思い込もうとしている、
そういうところは不器用な 蘭さんの拙さが、とても 切ないです…。
勉強も スポーツも得意で、小学生のとき 一目置かれる存在だった蘭さんのこと、
望月くんという 同級生の男の子は、ずっと 嫌いだったのでしょうか……?
そうだったとしても、彼も 苦しかったのかもしれないなぁ…、という気がしました。
憧れて、嫉妬して、羨ましいから 八つ当たりして―――
「おまえが悪いんだよ なんでもできて ちやほやされてっ…
なのに特別扱いされると被害者ぶる 自分から そういう人間になってんだろ
おまえみたいな 高嶺の花なんて 一生 崖の上で独りだよ」
ただ望月くんと仲良くなりたかっただけの 蘭さんに対して、望月くんが言った言葉は 本当に酷いけれど、
もし その時の蘭さんが、人と関わることから 逃げなかったのならば、
望月くんの苦しみに気づき、仲良くなることが できたのではないか……、なんて考えちゃいます。
しかし、今の蘭さんには 素敵なお友達がいるし、佐伯くんも いるのですからね!!
お父さん お母さん、ご安心下さい!!!!
「…たしかに 高校でも注目はされがちだけど 今日のみんなは 蘭のこと 普通の女の子と思ってます
オレも 蘭の 不器用だけど やさしい姿を知って すごく好きになったんです」
中身までイケメン の佐伯くんの魅力、お母さんにもバッチリ伝わってくれたようで よかったー!!
そのうち、お父さんも 100%佐伯くんを信じてくれるようになるでしょうね!
今度は 2人きりで、初詣に行く約束をした 蘭さんと佐伯くん。
これからの 蘭さんは、たくさん 楽しい思い出を作っていけるのだから、
蘭さんのお父さんは 必要以上に心配しなくても良くなると思いますが…、
でも お母さんが知っている「あの出来事」とは??? 気になって仕方ありません、お母さま!!
1月号の18話が 待ち遠しいですね。楽しみです!!!!