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LaLa(ララ)3月号の天堂家物語30話の感想です

天堂家物語 第三十話 斎藤けん 先生 著

ネタバレありの感想です。ご注意ください!

梶原から天堂家の資料を受け継いだ 元新聞記者の黒田は、北陸の旧家である 母方の親戚を頼って、天堂家の人間と交流を持つ知り合いを 紹介してもらいました。

『さて どう攻めるか』

『無職の身で 趣味で人ん家を嗅ぎ回るなんて  ひどい有様だが』

『中々に 楽しいぜ』

「ありがとよ 梶原」

いよいよ 明日、操と面会する らんは、立花さんと 最後の練習と打ち合わせをしています。

顔を隠した状態でも 動きに問題なく、琴の演奏についても 心配ありません。

「なるべく目立たず 偽物だとバレないよう 気を付けてください」

「はい」

「琴を弾いてみせれば 疑われることはないと思います  操さんは 鳳城蘭様とは 面識がないそうですし 恐らく興味もないでしょう」

「確かに  以前お会いした時は 一度も目が合いませんでした  あの時は 雅人様が ずっと傍に付き添っていて…」

「操さんは 雅人様の後盾となっていますから」

「後盾?」

「雅人様は 操さんが出した条件を飲む代わりに  操さんから援助を受けているので

す  条件とは  “週に二度  貴人様の軍服を着て 操さんに近況報告をすること”」

「どうして そんなことを」

「貴人様を偲ぶため でしょうか  操さんは昔から  実の兄である貴人様に 異常なまでに傾倒していた」

「立花さんは 昔から操様と親しいのですか?」

「親しくはないのですが  操さんの見聞を広げるため、と 先代当主に頼まれ  軍隊でのことなどを語り聞かせていた時期がありました  聡明なご令嬢でしたが  貴人様の死後  箍が外れてしまったようです」

厳しい顔つきで「今の操さんは 雅人様が嫌がる様を 愉しんでいるように見えます  恥ずべき振舞いだと思います」と言った 立花さん。

立花さんの話を聞いた らんは――――――

『そうだったんだ』

『雅人様の軍服は  操様のために 着ていたんだ』

『… 何だろう  ちょっと モヤモヤする』

  ……

翌日、ついに 操と面会する日です。

身なりを整え 布で顔を隠す らんと、軍服を着た 雅人。2人で 操が待つ部屋へと向かいました。

「操叔母様 雅人です  お約束通り 鳳城蘭さんを連れてきました」

「お入りなさい  待っていたわ  ようこそ 鳳城蘭さん」

いよいよ迎えた 操との対峙で、一体 何が起きるのでしょう!? ハラハラしますね…!! 続きが とても気になります!!

そして、少しずつだけど また、らんと雅人の距離が 近づいている気がするので、そちらについては この先の展開が楽しみです

「…上手く出来たら ご褒美はありますか?」

「―――何か  俺に して欲しいことがあるのか  言ってみろ」

前のめりで聞いたのに らんの答えが「こん ぺい とう…?」で ガッカリする雅人には、つい 笑ってしまいましたー!

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