ベツコミ11月号の1/3さんぶんのいち 最終話の感想です
1/3 さんぶんのいち Last scene 千葉 コズエ 先生 著
ネタバレありの感想ですので、ご注意ください!
たくさんの試練を乗り越え、一度 別れを選んだ 慎くんと、再び 付き合い始めた 紫陽花。
そして、将来 慎くんを支えるため、彼と同じく 自分も夢を追うことを決めます。
大切な想い出を抱きしめながら、紫陽花たちは 卒業式を迎えました――――――
卒業式の後、遊くんは 秋のんに「おまえ 卒業してからも たまには 連絡しろよ オレも するから」と伝えます。
「…おまえのこと 好きになれるかとか まだわかんねーけど」
「このまま疎遠になって ぜんぜん平気 とか… 気にならない とかではないよ」
「曖昧な答えで 申し訳ないんだけど―――…」
「ううん」
「十分… 最高の答えだよ!」
遊くんと秋のん ふたりの関係は、長い時間をかけて ゆっくりと変わっていくことになるようです―――
一方、紫陽花と慎くんは 久しぶりにスタバへ行き、その後 海を眺めながら お喋りしていました。
「…慎くんと会って 2年かぁ…」
「うん そっかぁ… いっぱい想い出 できたなぁ」
明るく話していても やっぱり、寂しい気持ちを隠しきれない 紫陽花を、慎くんは 後ろからハグして……
「オレさ… 今 紫陽花の彼氏だけど ゆくゆくは ダンナさんになりたいし」
「なんなら 犬になりたいと思ってるよ」
「そう 紫陽花のためなら なんでもする 忠実なわんこ」
「アメリカで 映画作りのこと 考えてた時も 紫陽花なら どんな話が好きかなーとか」
「どんなシーンで喜ぶかなーとか そんなんばっか 考えてたし」
「結局オレは 紫陽花が笑ってくれれば それでいい…」
「それがいちばんの オレにとっての ごほうびだよ」
そして 慎くんは、紫陽花に 指輪を渡してくれます。
溢れる嬉し涙を 止められるわけもなく、泣きながら叫ぶ 紫陽花。
「ありがとう 慎くんっ ゆびわも… 今までも… ずっと!」
「ありがとう 生まれてくれてっ 私と 出会ってくれて… 好きになってくれて」
「ぜんぶ… ぜんぶ ありがとうね!」
……
その後、紫陽花と慎くんは 結婚し、2人の子供にも恵まれ 幸せな家庭を築いていました。
慎くんは 無事、映画監督になる夢を 叶えています。
江ノ島を一望できる 素敵なお家で、紫陽花と慎くんの愛は 一生 続いていくはずです――――――