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Kiss(キス)3月号の 御手洗家、炎上する 30話の感想です

御手洗家、炎上する 第30話 藤沢 もやし 先生 著

ネタバレありの感想です。ご注意ください!

ついに、自分は「山内しずか」ではなく「御手洗 杏子」だと、真希子の目の前で明かした 杏子。

13年前のあの火事の犯人は 真希子であることを確信し、決定的な証拠を掴んでいる杏子は 淡々と真希子を追い詰めていきます。

嘘をついて 追及から逃れようとする 真希子でしたが、焦って ボロを出し……

「―――なぜ 私たちの夕飯がカレーだと 知っていたんですか?」

「あの日 私の家のキッチンで でき上がったカレーを見たからじゃないんですか?」

「ち…違うの…!」

「もう いいでしょう  これ以上 嘘を重ねても 墓穴を掘るだけですよ」

「いい加減 本当の事を話してください」

「こっ…  こないで!!」

真希子に殴られても 少しも怯むことなく、すぐ真希子を睨みつける 杏子の迫力は凄まじいです。

パニック状態に陥った真希子は 階段を駆け上がり、杏子から 逃げようとしました。

しかし、杏子は 真希子の足を掴み、決して逃がすまいと 食らいつきます。

「―――どこに逃げるつもりですか?」

「クローゼットですか? 寝室ですか? それとも3階の物置ですか?」

「無駄ですよ この家のことは知り尽くしてますから」

「あなたの事なら なんでも知ってる…! たとえあなたが どこに逃げたって あなたが 本当のことを言うまで 地の果てだって 追いかけてやる…!」

「…やだ…!  知らない! 知らない 知らない!」

「あたしは やってない…! あたしは やってない!! あたしは なんにも やってない…っ!!!」

「あたしは…」

這ってでも逃げようと もがく真希子だけど、現れた希一の姿を見て 動きが止まりました。

希一は、とても冷たい目で 真希子を見下ろしています。

昔、希一に「もう…やめてよ……」と言われたことを思い出す 真希子―――

「……き…  …つぅ……  …が…  私が… やりました…」

杏子、柚子、治、真二、希一、5人の前で 真希子は、罪を認めたのです。

殴りたい気持ちを抑え、杏子は 真希子に言いました。

「今日をもって 私は 山内しずかとしての業務を終えます あなたの工作には 今後 一切 加担しません」

「私があなたに要求することは一つ  母に 謝罪してください…」

「母はまだ 火事の記憶を取り戻していません きっと罪悪感から 無意識に思い出さないようにしてるんだと思います」

「だから母に「あの火事は 自分の放火だ」と告白して 母を あの火事から解放してあげてください」

「……ちゃんと…」

「ちゃんと 母の人生を 進ませてあげてください…!」

   ……

ついに 真希子を追い詰め、罪を認めさせることが できましたね。

しかし、それで すべて終わる訳ではなく、杏子たちの苦しみは この先も続いていくのだろうな…と考えると、なんとも言えない気持ちになります。

少しでも 杏子たちの苦しみが 小さくなるよう、真希子には しっかり反省してもらい 罪を償ってほしい――― と思ったのに…!!

朝一番に みんなで 皐月の病院へ行こう、という約束を破って フォトエッセイの出版会見を開くなんて、真希子は一体 何を考えているのでしょう!?

次回31話の掲載は 夏頃の予定、とのことで 続きを読める日が 待ち遠しいですね。気になります!

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