別冊フレンド3月号の きみはかわいい女の子 最終話の感想です
きみはかわいい女の子 episode_52. いちのへ瑠美 先生 著
ネタバレありの感想です。ご注意ください!
受験を乗り越え 無事それぞれ希望の大学に合格し、高校を卒業した 小枝ちゃんとマサムネくん。
それから 10日間、他県の大学へ進学したマサムネくんが 一人暮らしの準備のため忙しく、会えずにいたけれど……
小枝ちゃんの18歳のバースデー 3月26日。ついに 約束の日を迎え、小枝ちゃんは マサムネくんのところへ 会いに行きました。
……
一緒の食器を揃えたりして 楽しく買い物を済ませた 小枝ちゃんとマサムネくんは、いよいよ マサムネくんのお家へ。
そして、2人は ついに―――――――――
小枝ちゃんが 自分の体のことを「ホネホネの ぺったんこ」なんて自虐しても、心から愛おしそうに触れて 「かわいい」と言ってくれる マサムネくんです。
『…ちっぽけで うすっぺらな わたし』
『は』
『どこかへ 行ってしまったみたい』
しかし 目が覚めて すぐ、小枝ちゃんは さらなる幸せを知ることになります。
なぜなら マサムネくんが、寝ている小枝ちゃんの左手の薬指に 指輪をつけてくれていたからです。
「…起こすの かわいそーだったから」
「18歳 おめでとう」
『いっしょに 作り続けていく』
『これ以上ない しあわせを』
『明日も あさっても 何年たっても―――…』
……
それから 約10年後、マサムネくんは 夢を叶え、高校の先生になっていました。
自分に自信が持てず 悩んでいる生徒に、「ちびデレラ」の話をして 寄り添ってあげる、とても優しくて 素敵な先生。
男女問わず、生徒みんなから 慕われています。
一方 小枝ちゃんも、夢を叶えて 小学校の先生になりましたが――― 今は お休み中。
お腹の中に、マサムネくんとの 赤ちゃんがいるからです。
「ただいま つぐちゃん♡」
「…と」
「ただいま ちびデレラ」
「もう それ毎日言ってる」
「そろそろ ちゃんと名前も考えなきゃね」
「どーしよ もう ちびデレラで愛着湧いちゃってるんだけど…」
「ちょーどよく 女の子だし」
「あはは」
「早く 抱きしめたいな いっぱい」
『相変わらず ちっぽけで』
『うすっぺら …ではなくなった わたしですが』
『たくさん あなたに伝えたい』