プレミアCheese!10月号の 薔薇色ノ約束 30話の感想です
薔薇色ノ約束 第30話 宮坂 香帆 先生 著
ネタバレありの感想です。ご注意ください!
彩葉と烈の 結婚披露パーティーに、烈の元婚約者 紗己子を招いたのは、烈のお父さんでした。
どうやら 彩葉を困らせ、面白がってるらしく……?
紗己子に睨まれ 嫌味を言われても、笑顔で耐える 彩葉。
だけど もちろん、舞踏会で酷いことをしてきた 紗己子への恨みを、忘れたわけではありません!!
さらには、紗己子の夫も 彩葉に対し、大変 失礼な態度。
彩葉が 怒りを抑えきれなくなるのも 時間の問題…!? というところで、戻ってきた烈が 穏便に助けてくれます。
烈が現れると、紗己子は 気まずそうな顔をして、夫と共に すぐに立ち去りました。
少し騒ぎになってしまったものの 烈とアレックスのおかげで すぐに収まり、何とか 無事に、パーティーを終わらせることは できたのですが――――――
その日の夜 寝室で、紗己子の夫に「青臭い」と言われたことを気にして 何度も溜息をついてしまう 彩葉に、烈は 甘い言葉を囁き 慰めてくれます。
「オレの腕の中にいる妻は 青臭さなどと 程遠いのにな?」
「特に閨の中では…」
「言いたい奴には言わせておけ 君の魅力はオレがわかってる それでは駄目か?」
「ん?」
「ただ…」
「私のせいで 烈様まで周囲から 可笑しな目で見られるのは 本意ではありません…」
『結婚したことで どこか安心してしまっていたけれど 今夜のことで よくわかった』
『これからも あんなふうに 好奇の目に晒されるんだって…』
『もっと烈様に相応しい妻にならなくては… 不知火の嫁としても これでは駄目ね…』
自信を持てず 気落ちしている 彩葉のため、烈は 素敵なレースを見せてくれました。
そして、そのレースを使った 女性向けの新商品は どんなものがいいと思うか、彩葉に 意見を求めたのです。
彩葉は すぐに、男性の烈では考えつかなかった 素晴らしいアイデアを思いつき、提案します。
「オレひとりくらい 君を甘やかしたところで罰は当たらないだろう」
「君は よくやってくれてる 今の意見だって 何も その場凌ぎで聞いたわけじゃない」
「頼りにしてるんだ」
……
後日、彩葉のもとに 招待状が届きました。
不知火の事業とも関連のある社や 名家の夫人たちの集まり、いわゆる「お茶会」への お誘いです。
主催の東山夫人は 業界だけでなく、政財界にも 顔の利くお方。
人脈を作っておけば 烈様のお役に立てるかもしれない、と考えた 彩葉は、参加を決意します。
一方、いきなり彩葉だけを誘ってきた東山夫人に対し 何か裏を感じる 烈は、彩葉のことが 心配で仕方なくて……
お茶会 当日、東山邸へと赴いた 彩葉。すでに他の皆がいる部屋に入って 一瞬で、この集まりは 自分に意地悪をするためのものだったのだと 気づきました。
追い詰められた彩葉が 選んだ道は、とにかく強気に出る 真っ向勝負――――――!?