プチコミック4月号の どうしようもない僕とキスしよう 13話の感想です
どうしようもない僕とキスしよう 第13話 北川 みゆき 先生 著
ネタバレありの感想ですので、ご注意ください!
タカオの店で 藍と飲んでいた 渉が、美鈴さんの発言の真偽について どストレートに尋ねました。
「あの人 「藍の彼氏に偶然会って 結婚前提のつき合いだって 挨拶された」 って喜んでたけど――― そうなの!?」と。
僕が口を出すことではない…と分かっていても どうしても黙っていられない 渉の質問に対し、藍の答えは……
「あたしは」
「結婚はしない 誰とも―――」
その意思は とても固く、蘇芳にも伝えてあります。
蘇芳が 美鈴さんに「結婚を前提に おつき合いをしてます」と言った、あの後 すぐに。
藍は、蘇芳の勝手な宣言に 怒るわけでもなく 呆れるわけでもなく、淡々と告げました。
「蘇芳くん あたし 結婚はしない」
「誰とも するつもりはないの」
「だから 蘇芳くんとつき合うって言い出したのは あたしだけど…」
「あなたがそれに縛られる必要はないから――――――」
「結婚や家庭を望むなら ほかの女性にしたほうがいい――――――」
藍の瞳から 困惑や動揺すら感じられないことが、蘇芳は 悔しくてたまらなそうです…。
「何度でも言う」
「あたしは誰とも 結婚しない」
「前に蘇芳くん 言ってたね 仕事も恋愛も 諦めないって」
……
藍に対しての想いが 執着なのか 恋愛なのか、分からなくなっている 蘇芳。
そんな ある日、スーパー神保 中野店のトラブル解決のため、藍と蘇芳は 山梨のワイナリーへ行くことになりました。
山梨へ向けて走る 車の中で、あの夜以来 久しぶりに しっかり話した2人。
藍からの 嬉しい言葉と、美しい笑顔―――
蘇芳は やはり、藍の魅力に引き込まれ 心を掴まれます。
『―――いったい 何を悩んでいた?』
『恋愛だろうが』
『執着だろうが』
『オレは』
『この気持ちを 藍を知らなかったオレにはもう戻れない』
……
無事に帰ってきて 中野店を助けることができた後、蘇芳が 藍を「bacio」に誘いました。
そして向かうと 店には、ぐうぜん 翠斗が……
「姉さん オレ」
「家を出るの やめた」
……
ホテルで 藍の体を激しく求めながら、蘇芳は 藍に提案します。
「宮野 オレと一緒にいようと」と―――
藍の手を放すことも 戻ることもできないなら 進めるだけ進んでやる、と決めた 蘇芳。
「そう オレ達は一生 結婚しないんだ」
「でも オレといれば 周囲に急かされることも すすめられることも なくなる」
「叔母さんを 安心させてあげられる」
「宮野 藍さん」
「オレを愛さなくて構わない」
「それでも この先 オレのすべてを」
「あなたのために 使わせてください」
翠斗しか揺らせなかった 藍の瞳が、蘇芳の言葉で わずかに揺れて―――――――――!?