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プチコミック4月号の どうしようもない僕とキスしよう 8話の感想です

どうしようもない僕とキスしよう 8話 北川 みゆき 先生 著

ネタバレありの感想ですので、ご注意ください!

どうして藍は 蘇芳さんと付き合うことをしたのか分からず、藍に対して 怒っているタカオ。

『あの女の好きな相手が 蘇芳さんじゃないことは  見てれば わかる』

『それは 渉さんも  …きっと蘇芳さん本人もわかってて 何も言わないのに  外野のオレが 口出すことじゃないけど』

『…翠斗  あいつ大丈夫かな――――――…』

   ……

ヒカリビールからの依頼で オリジナルレシピを考案中のタカオに、電話が入ります。

タカオは 手が離せないため、出ることができず 留守番サービスに繋がると、西脇の声が聞こえてました。

「ちゃんと 離婚が成立しました  慰謝料で借金地獄だけど 再就職もできたので 頑張ります」

「―――迷惑かけたから 報告しておくよ」

「…  タカオ  ガッカリさせて ごめんな」

「あの時いた美人にもお礼 言っておいてくれ  彼女のひとことで オレは救われた」

留守電が切れると タカオは1人、呟きます。

「………  …オレだって  救われた」

「救われたんだ…」

『…だけど  今は―――――――――』

   ……

ある晩、藍を お店に呼んだ、タカオ。クローズ中の店内で、2人だけで 話します。

「この前から  浅葱くんは あたしに怒ってる」

「蘇芳さんのこと  好きなわけじゃないだろ」

「あんたが言ったんだ “恥ずかしいのは 好きになったことを 後悔させる人間だ”って」

「あんたを好きなわけじゃない でも感謝はしてる …あの言葉で オレも西脇も 救われたんだ  ろくでもない女だと思っていた相手に―――」

「オレを誘うなんて ろくでもない女だって 抱いたけど――――――  今は  …好きでもない男とつき合う ろくでもない女だって 思わせるなよ!」

何も言わない藍に 声を荒げるタカオは、思わず 隠していた想いを 口に出してしまいました。

「…っ姉貴だからって 当たり前に翠斗のそばにいるあんたのほうが よっぽど――――――」

「っ!」

焦るタカオですが、藍は 少しも驚きません。

「知ってた」

「ずっと―――見てたから  わかった」

カッとなったタカオは また、声を荒げます。そして 藍に「帰れ――――――…」と告げたのです。

1人になり、過去を振り返る タカオ。藍を抱いた日のことを 思い出し、あることに 気づきました。

『あの時』『喘ぎながら  何かを』

藍は「アキト」と 唇を動かしていた。記憶を蘇らせた タカオは、急いで 藍を追いかけ、呼び止めます。

「…  …オレ…っ」
「浅葱くん  あたしは  あなたが羨ましい」

“友達”だからって  当り前に翠斗のそばにいられる――――――

『――――――その静かな瞳で ずっと』

『恋をしていたのか  オレよりも ずっと  ずっとずっと苦しい恋を』

『叶わないって わかっているのに とめられない』

『叶ってはいけない 恋を―――――――――』

   ……

『―――結局 宮野 藍が蘇芳さんと つき合うことにした理由はわからない』

『でも それは たぶん』

『他人(オレ)が踏み込んでは いけない聖域なんだろう』

『おまえ達 姉弟の  幸せは願っては いけないのかもしれないけど』

『それでも この先 男も 女も オレには  おまえ達ふたりだけだ』

 …………

ろくでもない女 だと思っていた 藍が、実は 苦しい恋心を抱えていると知って、叶わない 叶ってはいけない恋をしていると知って、タカオは 藍を見る目が…見方が 大きく変わったみたいですね。

だからといって 応援できるわけではないけど、藍と翠斗のことを そっと見守ってくれるのだろうなぁ、という気がして ウルッとしてしまいました……!!

さて 次回は どんなお話を読めるのか、とても楽しみです。9話を 早く読みたいです!

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