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プチコミック6月号の どうしようもない僕とキスしよう 14話の感想です

どうしようもない僕とキスしよう 第14話 北川 みゆき 先生 著

ネタバレありの感想ですので、ご注意ください!

『オレの一番最初の記憶は 両親の葬儀だったであろう――――――』

『しがみつくように オレを抱きしめていた 姉さんの震える手』

『心配するように オレに触れる手はいつも震えていた』

『守りたいと――――――思った』

   ……

会社の上司に 話があると呼び出され、「緑山銀行の頭取の息子さんから 宮野藍さんを紹介してほしいとの 申し出があった」と告げられる 翠斗。

カクテルフェアのプレパーティーで 藍に一目惚れしたらしいのです。

緑山銀行は マルケーズホテルのメインバンク、一方的だとしても 受け入れるしかありません。

―――しかし 翠斗は、出世を諦めるどころか クビを覚悟して、断るつもりでいました。

ところが 藍も、緑山銀行の頭取の息子が 自分に会いたがっていると、知ってしまいます。

「さっきバーチョで トッキーに聞いた 今夜その人との会食で あたしの名前が出て 驚いたって」
翠斗

「…  ……うん」

「いいんだ その話は 忘れて―――」

「いつ?」

「会ってくる」

「日時と場所 メモして置いておいて」

   ……

翠斗

『「会ってくる」なんてあなたに言わせてしまって  オレは』

『あの日から 全然 成長できていない――――――』

昔、藍が 中学1年生、翠斗が 小学5年生だった時のこと…

塾の先生から言い寄られる藍を 守るため、翠斗は 恐れず立ち向かい、撃退しました。

オレが姉さんを守った と誇らしい気持ちになる 翠斗だけど、そんな翠斗の頬を 藍は、思いきり ビンタします。

そして、翠斗の体を しっかりと抱きしめ―――

「…無事でよかった…」
翠斗

『守ったなんて  思い上がりだ』

『あの時から  震える手で 守られていたのは』

『オレのほうだ』

『オレのほうだったんだ』

   ……

指定された時間の30分も早く来た 藍ですが、緑山銀行の頭取の息子・保坂は 先に到着して 待っていました。

会って すぐに、頭を下げ「…申し訳ありません 本日のお誘いを辞退させていただきたくて参りました」と言う 藍。

保坂
「―――だそうだ 宮野くん」
「…  …… 翠斗…?」
保坂

「困り果てたよ  あなたを待っていたら 彼が入ってきて」

「頭を下げたっきり 「姉は来ません」」

「ちょうど さっきの藍さんみたいに―――」

翠斗は 退職願を出し、保坂に怒鳴られても 殴られても、「姉は来ません」と言って 引かなかったのです。

保坂

「とんだシスコンだと 呆れたけど…」

「間近であなたを見ると 彼の気持ちも わかるな」

「自分のすべてを捨てても  この美しいものを守りたいって」

「だって殴られても微動だにしなかった 彼は」

「まるで恋人を守る 本当の騎士(ナイト)みたいだったんだから」

「ちょっと  妬けたね」

藍のことを諦め、翠斗の退職願についても 見なかったことにしてくれる 保坂。

そして、一方的な手段を取ったことを 藍に謝罪して、立ち去りました。

「わざと あたしに 1時間遅く伝えたわね」

あの時のように また叩かれるつもりで、翠斗は 目を瞑ります。

だけど 気づくと、藍に抱きしめられていて――――――!?

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