君とワンダーランド2巻の感想です
君とワンダーランド 2巻 渡辺 カナ 先生 著
ネタバレありの感想です。ご注意ください!
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ネタバレ大丈夫ですか?
狼の影響で友達ができた のばら。だけど のばらは、相手が何を考えているのか 気にしすぎてしまいます。
そんな のばらに、狼は「俺は わかるぞ」と言いました。
「このはと 丸谷は のばらと仲良くなりたい!って思ってるぞ!!」
のばらは 1人で考えすぎてしまったことを反省して、自分から 友人達に歩み寄ります。
下校中、助けを求める 動物の声が聞こえた狼。声の主は ハムスターでした。
狼と一緒に家まで送ってあげる事にした のばらは、ハムスターの案内で 辿り着いた家を見て、様子が一変。
実は、4年前 仲の良かった女の子の家だったのです。
同じ時期に転校してきた のばらと陸。内気な のばらは、明るい陸のおかげで クラスになじめました。
ところが、冬山遠足で 陸は、のばらを騙し 危険な目に遭わせるのです。
騙されたことに気づいていない のばらでしたが、後日 陸と他の子達の会話を聞いて、事実を知ります。
ショックを受けた のばらは、泣きながら自転車をこいで 山に行きました。
『ああ 私 あんな事 知るくらいなら あのまま山で死んでしまえば よかった』
『怖い 私 もう もう何も ききたくない………』
その時 あの事故が起こったのです。
長い間 のばらの耳が治らない理由。のばらの心が 元に戻るのを拒否してるのかも、と 神様は言います。
もう2度と 陸と会うことはない、と思っていた のばらですが、実は 同じ学校でした。
陸は のばらと話をしたい様子だけど、のばらは 逃げてしまいます。
「陸は のばらに謝りたいんじゃないか?」
狼に そう言われても、陸と話すことはできない のばらです。
そんな時、また 助けを求める動物の声が。今度は 小さな猫でした。
人間に捨てられ、ひどく怒っていて 暴れてしまう猫だけど、狼の頼みで のばらに家へ連れていくことに。
狼のおかげで 心を開いてくれた猫ですが、勘違いで また捨てられると思い込み、逃げ出してしまいます。
何とか見つけ出した のばら。たまたま歩いていた岸田くんに つかまえてもらいました。
ペットのウサギが亡くなったばかりで 落ち込んでいた岸田くんは、
猫に運命を感じ 新しい飼い主になってくれます。
無事に里親を見つけることができて ホッとしたのも束の間、
陸と会うことに怯えている様子の のばらに、狼は言いました。
「……… のばらはさ たぶん 陸の事が すきなんだな」
のばらと陸が 関係を修復することができて、とても嬉しかったです!!
狼が 自信満々な言葉で、のばらの背中を 押してくれたおかげだと思います。
苦しみを乗り越え 過去と向き合えたことで、のばらの耳は 治ったのですね。
しかし そうなると、今後の のばらと狼の関係は、どうなっていくのでしょうか?
次の3巻が 気になりすぎます…! 今から待ち遠しいです。