ベツコミ3月号のクイーンズ・クオリティ43話の感想です
クイーンズ・クオリティ 第43話 最富 キョウスケ 先生 著
ネタバレありの感想です。ご注意ください!
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ネタバレ大丈夫ですか?
単行本派の方、まだ発売されていない 9巻の内容を書いていますので、ご注意ください。
「ふゆちゃん」を殺して 私が残る。そう決断した 文。
玖太郎と一緒に 里へ帰ると、みんなが 文の帰りを喜んでくれました。
ホッとして、すぐ眠ってしまった 文は、夕方になって ようやく目を覚まします。
まずお風呂に入った 文の背中を流しながら、文の帰還を 泣くほど喜んでくれる、サララ。
「風呂から上がったら夕飯だ 母たちが腕を振るってる 楽しみにしててくれ
白の代償を乗り越えた 新たな王蝶の 無事の帰りを 皆で祝おう」
しかし、文は 不安です。後悔はないけれど、間違えたのではないか…、玖太郎を 守れるのか…。
『どうして 何も言ってこないの 「白の女王」も「ふゆちゃん」も
どうして黙ってるの 怒ってるの? もう消えてしまったの? このままじゃ 私―――』
いろいろ考えてしまう 文だけど、サララのお母さんが作ってくれた ご馳走を、モリモリ食べます!
サララのお母さんも また、文の帰りを 泣いて喜んでくれました。
「ほんとに ほんとに よかった あの子も どれだけ喜んでいるかしら
あなたの器を 白が認めた 過去に類を見ない 素晴らしい王蝶になりますわ」
戸惑う文は 知らないのです。自分は ちゃんと正解を選んだこと、そして、
正しく選べなかったら 死んでしまっていたことを―――
文と玖太郎は タカヤ達に勧められ、2人きりで 散歩に行きます。
蛍がいっぱいいる 綺麗な光景のおかげで、文の笑顔は 増えているけれど……。
玖太郎は、文に キスをしました。それから、文の選択は間違っていないことを 伝えるのです。
「もし俺が「ふゆちゃん」か「ふみ」を選べって言われてたら
一秒も迷わない 即答で「ふみ」を選んだよ」
元気が出た文は 玖太郎にお礼を言いますが、なぜか急に 寝てしまった玖太郎。
『私も 意識が 引っ張られる あの子だ ああ ついに呼ばれた どこへ 連れて いくの―――』
文が 自分自身で作ってしまっていた、偽物の「ふゆちゃん」は とても恐ろしかったけれど、
ようやく 文が、過去と 正面から向き合えた瞬間でもあるんだな…、と思います。
そして、玖太郎に 力強く支えられ、文は 己の剣で迷いを断ち切り、
「ふゆちゃん」への罪悪感を 乗り越えることができたのですね。
自分自身で決めてしまった 限界や諦めを打ち砕き、素晴らしい成長を遂げた 文。
ふゆ は ふみ。ふゆ は過去の ふみ。ふゆ と ふみ が1つになって、文は どれほど強くなったでしょうか。
きっと、成長し 強くなった文なら、玖太郎を守れるはず。笑顔で しあわせでいることを、忘れないはず。
次回からの展開が 楽しみです!! 4月号が 待ち遠しくて仕方ありません!!