別冊フレンド2月号の 稲妻とロマンス 1話の感想です
稲妻とロマンス #1 みきもと凛 先生 著
ネタバレありの感想です。ご注意ください!
高校2年生になったばかりの 菫は、友達と SNSやオシャレや恋バナで盛り上がる、「イマドキ」の女の子。
しかし 新学期を迎えた この日、菫に ある大事件が…!!
それは、「稲妻」と呼ばれる 男子生徒、二ノ宮 麗央と 同じクラスになって、しかも 隣の席になってしまったこと。
噂だと 彼は 元ヤクザの手下で、そのうえ 暴力沙汰で少年院へ入っていたらしいです。
はあ
『男の子と ほとんど話したことすらないのに この試練…』
覚悟を決める間もなく、隣に現れた 麗央と 目が合ったけど―――
身長が高く 頬に傷があり 威圧感が凄くて、さらには なぜか シャツに血を付けている 年上の同級生と、打ち解けることなど できるはずもない 菫でした……。
仲の良い友人 莉緒に相談すると、「でも入学してから 事件起こしたとかは 聞かないけどな」と 教えてくれます。
「まぁ 隣ってだけで 関わることもないだろうしさ」
「別のことに 目を向けていこうよ」
読モの仕事を 一直線に頑張っている 莉緒とは違い、バイト禁止で 門限は夕方、という生活を送っている 菫。
自分に自信がないし 好きな人もいないため、あまり 高校生活を満喫できている感じでは ありません。
娘の帰りが ちょっと遅いだけで、過剰に心配する 菫のパパ。
バイト禁止・門限は夕方 というルールを、菫は ちゃんと守っているのに…。
だけど、そこまでパパが 娘に対し 過保護になってしまうのは、菫の過去に 何かがあったせい―――!?
『でも』
『してみたいな 世界が変わる恋』
……
とはいえ まずは、麗央の隣の席で 授業を受けることに、早く慣れたい 菫。
いるだけで 存在感がスゴい 麗央を、つい 見てしまいます。
『頬の傷 稲妻みたい』
『その傷は たしかに あだ名ついちゃうくらい目立つなぁ』
『何があって 高校に通ってるのか わからないけど』
麗央と関わるつもりはない 菫ですが――― しかし、困っている同級生を 放っておくことも できません。
肝が据わってる 菫は、勇気を出して 麗央を助けようとしました。
でも結局 失敗してしまい、助けることが できなかったのだけど……
菫の優しさは ちゃんと、麗央に 届いています。
授業中、ノートの切れ端に『ありがとう』と書いて、菫に渡した 麗央。
しかも 可愛いクマのイラスト付きです!!!!
『え!? え!!?』
『この人が書いたんだよね!? くまっ クマも!?』
『二ノ宮 麗央 …さん』
『びっくりです』
菫の中で 麗央へのイメージが 一気に変わった!! …と思いきや!?
後日 街を歩いている時、ガラの悪そうな男性を殴り倒した(?) 麗央の姿を、菫は 目撃してしまい――――――!!??