LaLa(ララ)4月号の天堂家物語25話の感想です
天堂家物語 第二十五話 斎藤けん 先生 著
ネタバレありの感想ですので、ご注意ください!
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ネタバレ大丈夫ですか?
単行本派の方、まだ発売されていない 6巻の内容を書いていますので、ご注意ください。
急に担がれて 強引に馬車へと乗せられた訳ですから、三郎くんからすれば、
あの男に らんが攫われた……、と嘆きたくなる気持ちも 分かりますね。
でも、らんを幸せにできるのは 誰なのか、雅人は らんを幸せにできるはずないのか、
今は まだ、その答えは 出せないのではないでしょうか。
少なくとも 三郎くんが決められることではありませんよね。
ギイチ先生の仰る通り、らんの幸せは らんじゃないと、決められないと思います。
「あの子の幸せは あの子が自分で決めるだろうよ
できることなら ここで 真っ当な幸せをと思ったが
そもそも 龍生さんこそ およそ世間の常識で はかれるような まともな人間ではなかった…」
でも らんは普通の女の子、と信じている とっても純粋な三郎くんが、
ちょっぴり かわいそうになっちゃいました。
本物の雅人様の 傍にいるだけで、らんの心臓は高鳴ってしまうのですね。
それは 緊張しているから…といったことではなく、恋心による ときめきのせいでしょうね!?
もちろん、らんに自覚は ない訳ですけれど……。
“どんなケガも すぐ治る”薬を塗るため、怪我している らんの背中に触れた雅人は、
らんの変化に 気づいた、ってことなのかな。
「―――お前 医者の家の小僧と 何をした」
「え? 三郎さんのことですか?」「何も あっ 男女のすることをしました」
薬を落とすなんて 雅人らしくありません…!! 明らかに動揺している…!! 誤解している…!!
だって 誤解するに決まってますもんね。「男女のすること」なんて 言われたら。
ついに、ついに らんが天堂家に戻ってきたけれど、とても喜べるような状況では ないです……。
雅人は 明らかに、怒ってますから…。本当に すごく苛ついてますから…。
「あ あの 私 雅人様と 話がしたいと思ったんです
この家で 何が起きているのか 雅人様か何をしようとしているのか 知りたいと―――」
らんの その気持ちが、苛ついている雅人には 何一つ届いていないこと、とても 悲しいです。
無理やり らんを組み敷いた、雅人の方が 辛そうなことが……切ないです。
「こっ こういう ことは 好き合った男女でするものだと 聞きました
雅人様は 私のことが 好きなんですか…?」
「―――違う! 俺は誰も愛さない あの日 そう決めた お前は道具だ
俺が 俺の目的のために使う これは お前に 所有の証を 刻むだけだ…!」
感情の昂りを抑えられないまま 雅人は、まさか 本当に―――!!??
誤解のせいで、そんな気持ちで、らんに迫り 傷つける雅人なんて、見たくありません…。
一体 どうなってしまうのか……。次回5月号の26話が 気になりすぎます!!!!