黒崎くんの言いなりになんてならない 64話 | 16巻ネタバレにご注意ください

2020年3月14日

別冊フレンド4月号の黒崎くんの言いなりになんてならない 64話の感想です

黒崎くんの言いなりになんてならない　第64話　マキノ先生　著

ネタバレありの感想です。ご注意ください！

『―――他の人に目移りしてほしくないし　夏休みも今も　迷惑ばっかかけて』

『黒崎くんが喜ぶことなら　先に進みたいって思った』

兄アクマ桜先生に呼び出され、ホテルに入った由宇と黒崎くん。

カチンコチンに緊張している由宇の顔は、真っ赤です…！！

すると、由宇の動揺に気づいてくれた黒崎くんが、「さっさと帰るぞ」と言います。

「桜いねぇし悪戯だ　ここにもう用ねぇよ」

しかし由宇は『―――もう　今だよね』と思い、帰ろうとする黒崎くんに抱きつきました。

「…せっかく　だし！　ゆっくりしてこーよ」

「遊んでる暇ねぇ」

「こんなチャンスそうないし」

「おい　何言っ…」

『いつもなにも返せてないから』

「アタシは大丈夫だし　しよう！？」

「今日のこと桜の入れ知恵か」

「違うよっ　 …少し　は　助言的なの…もらったけど…」

黒崎くんは、由宇をベッドに押し倒します。その顔はひどく不機嫌そうで―――

『―――でも　また　あたしからやめるのは…』

『…大丈夫』『大丈夫　こわくないっ…』

「逃げたいくせに　言うこと聞いてんじゃねぇ　 …バカ犬」

「…やめる　の？」

黒崎くんがやめてくれて、思わずホッ… とする由宇。

『…って　安心してどーすんのっ　また失敗…』

しかも、桜先生から避妊具まで渡されていた由宇に対し、黒崎くんは「踊らされるんじゃねぇって言ったろ」と怒っているのです。

「…っ踊らされたわけじゃ　なくて　今日も　逃げるつもりなくて」

「今度はちゃんと大丈夫だから…」

「俺の気持ちは考えねぇのかよ」

『考えたからなのに　…なんで？』

ホテルを出る際偶然、由宇と黒崎くんは彼氏と一緒にいる芽衣子を見つけ―――！？

翌日由宇は、桜先生に呼ばれて保健室へ行きました。

ホテルでのことを聞かれ、「～～～すぐに帰りました！！」と答えます。

顔を真っ赤にして、目を逸らす由宇の反応を見て桜先生は、申し訳なさそうな表情になり……

「…悪かったな　それでフラれるとは思わなくてよ」

「…え？」

「晴が球遊びなんかで満足そうにしてて　イラッとしたっつーかな」

『…満足そう？』

『根詰めてたあたしに　つきあってただけだと…』

「こんなコトで別れませんよ　黒崎くんとはまだまだこれからですっ」

『ああいう時間だけじゃ　ダメなんだって思ってた』

黒崎くんの「俺の気持ちは考えねぇのかよ」という言葉を、思い出した由宇は――――――

何を考えているのかどこまで本気なのか、いまいち分からない桜先生だけど、由宇と黒崎くんをかき回してただ遊んでいる…わけではないのですよね？

珍しく波乱を楽しんでいる黒崎くんも、兄に悪意はないことは分かっているのではないでしょうか。

さて、桜先生のおかげ？で、黒崎くんの気持ちをちゃんと考えられていなかったことを自覚できた由宇ですが、自覚できたらすぐに直すことができていて、えらいなぁと思いました！！

「…黒崎くん　あたし　芽衣子と一緒に　その彼氏に話しにいきたいって思ってる　黒崎くんはどう思う？」

「「芽衣子が困ってるなら　なんとかしたい！」　だろ　ど―――せ」

由宇のことなら由宇よりも詳しくなっている黒崎くんの、素晴らしい彼氏力にはキュンキュンです～

―――しかし、芽衣子の彼氏が最低の男だと判明したことは……、ショックですね…。

絶対に面倒なことになる事態。だけど黒崎くんがついててくれるなら、きっと無事に解決できるはず！！！！

表紙＆巻頭カラーの来月号第65話を、早く読みたくて仕方ありません！！