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ベツコミ5月号の クイーンズ・クオリティ 56話の感想です

クイーンズ・クオリティ 第56話 最富 キョウスケ 先生 著

ネタバレありの感想ですので、ご注意ください!

タカヤが 藍丸と鉱一に、別行動を命じます。今すぐ 文と玖太郎が戦っている場所へ 向かってくれ、と―――

「今から例の  「青龍の蛇」とやらを 狩るそうだが」

「玖太郎が思うところによれば  蛇の依代の「東雲碧唯」という人を」

「蛇と一緒に殺さず 救い出せるかもしれない  それには 君らの助けが不可欠だそうだ」

「正直なところ 俺らも玖太郎たちも  碧唯という人のことを よく知らない」

「だが 藍丸君  「きみほどの男が慕う人なのだから 救うべき人だ」 …と 我々は判断している」

「鉱一  かつて彼の親友だったという おまえを信頼して」

「現場の判断を任せる  救えると思えば 全力で救え 駄目なら」

「直ちに報告しろ 掃除役四門取決 特約条項に則り 禁忌の術をもって この心間を破壊  即撤退する」

   ……

睦の力を使い 文と玖太郎のところへ移動した、藍丸と鉱一。

すると 碧唯が、僕は争いを無くしたかっただけだと 泣きながら訴え、鉱一に 助けを求めました。

しかし、鉱一は「うるせえな」と 一蹴するのです。

「誰だよおまえ」

「碧唯じゃねえだろ」

「顔と頭だけが取り柄の バカだった  でもな」

「死ぬ程クソだが 守るべき物も 確かにあった その青龍を見限って捨てた  裏切り者の この俺に」

「「助けて」などと ぬかすような  矜持のない男じゃねえぞ 碧唯を舐めるな」

鉱一の言葉で、玖太郎は 確信できました。

今 目の前にいる「これ」は、碧唯ではなく、蛇と碧唯の混じった奴でもなく、碧唯のふりをしている「ただの蛇」なんだと。

「だったら」

「あとはこいつを喰うだけだな」

「は  ははは なにを馬鹿な  やれるものなら」
「待たせたな  さあ 行こうか」
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