Cookie (クッキー) 9月号の僕の家においで Wedding 15話の感想です
僕の家においで Wedding 第15話 優木 なち 先生 著
ネタバレありの感想ですので、ご注意ください!
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ネタバレ大丈夫ですか?
単行本派の方、まだ発売されていない 6巻の内容を書いていますので、ご注意ください。
美玲にキスをして、ベッドに押し倒して、「美玲さん… 一晩… 僕にください」なんて、
酔った勢いで始まってしまった 谷さんの大暴走が、止まりませんね……!!
正気じゃないからこそ やっと本当の気持ちをぶつけられる、などと言われても 美玲が喜ぶはずないのに…。
しかも、またしても 真野さんの仕事の話を持ち出すとは……。谷さん、卑怯すぎると思いました。
「断るなら 僕は金輪際 旦那さんの会社から 手を引きます
今 引き受けている 海外での重要プロジェクトも
今後 引き受けるであろう 僕にしかできない仕事も 全て 関わりません
これが どういうことか わかりますか?
…夫婦間の問題ではなく 旦那さんの会社にとって 大きな損失です」
そんな私欲まみれの脅し方は 絶対にしてはいけないことだし、さらには、
期待させた 美玲さんが悪い、とまで 言うなんて、正直 谷さんには失望しちゃいます…。
谷さんの言葉で、自分を責めてしまう美玲が かわいそうで仕方なくて……。
『あぁ…… こんなことになったのは 私の節度のない行動と 隙だらけの態度のせいで
全て 私のまねいたことなんだ 私が この報いを受けて
誰にも打ち明けず 私ひとりで罪を背負って 生きていけば
真野さんのことを 傷つけることなく 会社も なにもかも 今まで通りに うまくいくのかな……
真野さんのことだけで ただ頭がいっぱいだった あの 幸せな日常に……――――――』
美玲が 谷さんの部屋にいることなど知る由もなく、陽気に帰ってきた「まのさんた」さんも、
本っ当に かわいそうでした。切なすぎて 笑ってしまいました。
サプライズで3時間 早く帰国できて、美玲は喜んでくれるはずだと 信じて疑わなかった真野さん。
そんな真野さんが 誰もいない我が家で、デザインコンテスト二次選考の 通過を知らせる書類を目にし、
そして、谷さんの部屋から飛び出してくる 美玲の姿を見た時の、真野さんの気持ちを考えると……。
すんでのところで 美玲が、谷さんを拒否して 逃げ出せたことは、ただただ ホッとしたけれど、
最悪のタイミングで再会―――になってしまっていたので、ハラハラして 仕方なかったです…!!
泣いている 美玲の表情や、乱れた着衣のまま 谷さんの部屋のドアを開けて出てきたこと、
冷静に考えれば 美玲が浮気をしたわけではないと、分かったかもしれません。
しかし、そんな すぐには冷静にはなれなかった真野さんの気持ち、よく分かるし 当然だと思います。
それなのに、真野さんは 美玲を責めたりはしませんでしたね。
改めて、真野さんに優しさと 美玲への愛を、感じることができます。
真野さんの涙は、とても とても切なかったけれど、こんな時でも 真野さんは、
何よりもまず 美玲の気持ちを知ろうとしてくれて、美玲の気持ちを 信じてくれて、
本当に 本当に、素敵で最高の旦那さまだと思いました!
「―――… 美玲ちゃん なんで 谷さんの部屋にいたの? 2人で… なに…してたの…?
まさか… 俺が こっちに いない間も… 2人で ああいうこと してたの…?
俺が… 予定より早く帰っちゃったのは… 美玲ちゃんにとっては 都合悪かったのかな…?
…なんて そんなわけ…」
「ごめん…… なさい……」「私は もう… 真野さんの妻でいる資格は ありません……」
「美玲ちゃん… 谷さんのこと… 好きなの…? 俺に遠慮して…… 嘘……ついてただけで…
本当は… 谷さんのこと…」
「違います!! 本当は… 真野さんの帰りを… 1人で待っていました…
ちゃんと今までのことを お話して…… 真野さんに 謝罪したいって…
別れたいとなんか 思っていたわけじゃありません…
だけど こんなことになって… 自分が情けなくて… どう… 真野さんにお話していいか…」
「もう説明は いらない 美玲ちゃん 俺のこと すき?
美玲ちゃんは 誰よりも 何よりも 俺のことが… 大好き………?」
「はい… 私は…… 真野さんのことだけが… 誰よりも… なによりも… 大好きです……」
「だったら もう それだけでいい
美玲ちゃんが 俺のこと すきなら 俺は 他に なにもいらない」
事情を すべて、接待として 美玲に身体を要求したことも、すべて 正直に、真野さんに話した 谷さんは、
真野さんに 殴ってほしかったのでしょうね。わざわざ 煽るようなことまで言ったのは、
殴られて当然のことをしてしまった と、ちゃんと理解しているから……だと思います。
だけど、そんなのは 自分が楽になりたいだけだから、ずるい ですよ…。
谷さんを殴らなかった 真野さんを見て、こんなにも真野さんは 素晴らしい人だったのかと、
いい意味で びっくりしちゃいました!!
そして 谷さんも、自分の過ちに気づき 美玲に謝っていたので、一安心ですね。
「美玲ちゃんにとって あなたは お世話になった 大切な人です
美玲ちゃんの 立場や気持ちを 無視して 俺が… そんなことは できません…
…それに 俺は もう大丈夫なんで
妻が 俺のことを 好きだと言ってくれているので
もう これ以上 争う必要は ありません」
「――――――… 頭では わかっていたんです
結婚している女性に想いを寄せたって 報われることが ないことは
…それでも 俺の方が 美玲さんの力に なれるはずだと
あなたの存在は プラスになって いないんじゃないかと
美玲さんへの気持ちを 正当化するための 口実であれど 本気で そう思っていました
…ですが どうやら 大きな勘違いだったんですかね…
あれだけ煽ろうにも 殴ってすら もらえず
なによりも美玲さんのことを考える こんな器を持った方だったとは
今までの自分の考えが どれだけ無謀だったのか よくわかりました」
谷さんとのことが とりあえず一段落ついて、美玲と真野さんは 残り1時間30分のクリスマスを、
ようやく始まる 夫婦水入らずの時間を、どのように過ごすのでしょうね……?
次回、11月号の第16話も 見逃せません!!!!