ベツコミ7月号の クイーンズ・クオリティ 57話の感想です
クイーンズ・クオリティ 第57話 最富 キョウスケ 先生 著
ネタバレありの感想ですので、ご注意ください!
目の前にいる東雲碧唯は 碧唯さんではなく、蛇と碧唯さんの混じったものでもなく、ただの蛇だと 確信した玖太郎。
文と共に 青龍の蛇を追い詰めていく 玖太郎は、自身に宿す 蛇の力を使い、特別な 文と玖太郎の心間への扉、を出現させます。
その扉の中へ入ることを、怯えて嫌がる 青龍の蛇。
強がって叫ぶ 彼の言葉を無視し、文が「行きなさい 悪いことにはなりませんから」と言って 気絶させ、玖太郎と青龍の蛇は 扉へ入っていきました。
「ひとまず先に 我々の心間に入られました あちらで蛇と戦います さて」
「鉱一さま そして 藍丸さん 恐縮ですが」
「これから この部屋で行うべき 2つのことを お二人に お任せしていいでしょうか」
お二人でなければ 上手くいかないと思う、と 文は言います。
まず 鉱一に託されたことは、この部屋の どこかに隠されている、ほんものの碧唯の 精神の核を探し出すこと。
手遅れでなければ、碧唯を 復活させられるかもしれないのです。
碧唯の心間が 残っているのだから、可能性はあります。
そして 藍丸が託されたことは、青龍の蛇の贄になっていた 樹を救うことです。
蛇が 心間から離れた影響のせいか、ひどく混乱している 樹…。
それでも藍丸は 動揺せずに、「―――了解した 俺の仕事だ ここは任せろ」と 力強い返事をしてくれました。
「はい お任せします では私は 行ってまいりますね」
「お二人のことを 玖太郎さまも わたしも 頼りに思っています どうぞ 必ずご無事で―――」
……
鉱一は ほんものの碧唯の、精神の核を 探します。
不用意に触ると崩れてしまうため 慎重に、しかし 心間の崩壊も間近なので 急がなくてはなりません。
『ごめんな碧唯 おまえの話を聞かなかったし 俺の言葉も足りなかった』
『あのときは ごめんな』
青龍を 追放された時のことを、碧唯と争いたくないから 黙って出て行こうとした日のことを、思い出す 鉱一。
追いかけてきてくれた 碧唯に対し、鉱一は 本音でぶつかることを避けました。
『なんとなく 流した』
『最後に喧嘩も どうかと思って』
「でもまあアレだ やばい事になったりしたら 声かけろよ」
「どうにかして 助けるから…」
「言わないよ」
「おまえに「助けて」なんて 絶対言わない」
「バカにするな 俺の力で 理想の青龍を実現してやる」
「鉱一の ばかやろう 相談ぐらいしてくれたら 俺だって」
「いつも争うのが怖いだけの なさけない俺だって」
「友だちを守るためなら 戦ってたよ!!」
「―――俺もおまえと同じだった 争うのが嫌で 逃げたんだ あの時も おまえは」
「最後に俺と 喧嘩しようとしたのにな ごめんな」
…………
鉱一じゃなきゃ 見つけられなかった、ほんものの碧唯さんの 精神の核――― 無事に見つかって よかったですね…!!
そして 一方、女性であることを ずっと苦しく思っていた 樹さんを、藍丸が救ってくれて ホッとしました。
次回、青龍の蛇との戦いは 果たして どうなるのか、8月号の第58話を 早く読みたいです!!!!