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LaLa(ララ)4月号の天堂家物語31話の感想です

天堂家物語 第三十一話 斎藤けん 先生 著

ネタバレありの感想です。ご注意ください!

操と面会する らんと雅人。「蘭は 暴漢事件から気鬱になり、言葉を交わすのが 難しい」ということにして、らんは 一言も喋らないようにしています。

そのことについて 操は、「あら そうだったわねえ ごめんなさい」と 優しく微笑み、不作法を許しました。

『立花さんの言っていたような 変な感じはしない』

『とても綺麗な人だ』

『もしかして 天堂家の人は みんな綺麗なのかな』

『―――一番 美しいのは  雅人様だけれど』

琴の準備ができたため、弾き始めた らん。楽器に問題はなく、順調に演奏をしているのですが…

「雅人  ここへ」
「…何でしょうか」
『何だろう』
「軍服が 少しきつくなったんじゃないかしら」
『えっ 演奏 聞いてない…!?』

操は 雅人の体に触れ、さらには 雅人の髪に触れました。

「貴人お兄様は  このくらい散切りにしていた頃が 一番 似合ってらしたのよ」

「軍学校に入る時に 短く刈ってしまって  悲しかったわ」

「髪質が違うのが 残念ね  お兄様は もっと 硬い髪だった…」

黙って 操に触れられたままでいる 雅人。しかし、らんは 耐えられなくて―――

「やめて下さい  雅人様は 嫌がっています」

らんを止めようとする 雅人だけど、逆に 操に制止されます。

「どうしてそう思うのかしら」
「見れば わかります」
「あなたがそう思いたいだけじゃなくて?  雅人は嫌とは言っていないわよ」
「…  雅人様は  誰かの代わりじゃありません」
「…“喋れぬ” などと  よくも まあ  随分と  明け透けな物言いの 御令嬢だこと」

らんに近づき、花瓶を振り下ろした 操。雅人が 咄嗟に らんを庇うと……

「…そう  2人  とても仲良くなったのね」

「お疲れ様  今日はもう 帰っていいわよ」

   ……

らんを庇った際 顔に傷ができてしまった 雅人ですが、それを気にする様子は ありません。

部屋に らんを放り投げ、「舌を出せ」と命令し、らんの舌を掴みます。

「何故 言うことを聞かなかった  “喋るな”と言ったはずだ」

らんの舌を離さない 雅人。らんが 何か言おうとしても、反論を 許しません。

「面倒な事になった」

「叔母は壊れている  何をするか わからん  触らぬようにしていたものを」

「“俺の目的のために使ってくれ” などと言っていたが  お前の目的は 俺の邪魔をすることか?」

すると らんは、雅人の指を噛み「ま  まさとさまの  ばか!!」と叫びました。

そして、すぐに 逃走し――――――

『だって  あの女(ひと) 嫌だ』

『琴 聞いてないし』 『雅人様の髪に触った』

『いつもの雅人様なら 振り払うはずなのに  どうして』

『おかしい  嫌だ』

『道具になるって 言ったのに』

『できない  どうしよう…』

 …………

らんが「雅人様は  誰かの代わりじゃありません」と言ったこと、雅人は きっと、本当は 嬉しかったのではないでしょうか。

でも、らんを危険な目に遭わせたくないから 素直に喜ぶことができないし、あんなに怒ったんじゃないのかなぁ… と思います。

そして もし、らんが どうしても黙っていられなかった理由は、操様が 雅人様の髪に触っていたことが 嫌だったから、と知ったら 雅人は どんな反応をするのかな? なんて気になりました。

―――それにしても、雅人が らんに「舌を出せ」と言って、らんの舌を掴んだことには ビックリしたし、何だか ちょっぴり ドキドキしちゃいますね…!?

さて、“雅人お兄様の婚約者”に お茶会への招待状を渡した、晶の狙いは 一体 何なのでしょうか。

気になる次回、6月号の第32話が 早くも待ち遠しいです!!

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