天堂家物語特別編 | 7巻ネタバレにご注意ください

2019年7月27日

LaLa(ララ)9月号の天堂家物語特別編の感想です

天堂家物語　特別編「猿の恩返し」　斎藤けん先生　著

ネタバレありの感想です！ご注意ください！

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ネタバレ大丈夫ですか？

連載お休み中の大人気レトロラブロマン「天堂家物語」特別編！！

続きを読める日が待ち遠しい中、本編再開の前にらんと雅人のお話を読むことができて、嬉しいです

さて、今回のお話は少し前のお話。第6話の数日後、の出来事でしたね。

なぜか雅人の着物を持って、キョロキョロとしているらんが、

雅人に見つかったら顔を赤くしたり、持っている着物をぎゅっとしたり、

「見ないで下さい！！」と言って自室に入ってしまったり……。

そんな態度を取られたら、雅人は当然気になるし、何を隠しているのか探りたくなるのは、自然なこと。

とりあえず立花さんに聞いてみるけど、軍帽を踏まれたことを根に持って、

立花さんのことをいまいち信用できない雅人と、信用されてないことを分かっている立花さんの、

絶妙なギスギス感に、思わずフフッと笑ってしまいました！

らんは昨日の晩コソコソと何をしていたのか、自分で確かめようとしていた雅人ですが、

さすがの雅人も、小猿のように身軽ならんを捕まえることは、不可能でしたね。

しかし、内緒にされればされるほど、人は真実が気になって仕方なくなるもの…！？

もんもんとしている雅人の頭の中はらんのことでいっぱいって考えるとちょっとキュンとします

でもそんな雅人のこと、立花さんは少し不憫に思ったのでしょうか？

そして真相を察していたから、らんのフォローをしてあげるために誤魔化そうとしていたのかな。

とにかく穏便に済ませようとしてくれたのですよね。

「雅人様　昼間らんさんに　裁縫道具の場所を聞かれました

思うに　雅人様の着物の解れに気が付いて　繕おうとしているのでは」

「なら何故素直にそう言わない」

「照れているのでしょう　らんさんが着物を縫い終えるまで　黙って見守るのが一番ではないかと…」

「…ふうん」

立花さんの言葉を信じた雅人は、きっとらんのことを『可愛いやつめ』みたいに思ったはず！！

いじらしくて健気ならんを、雅人は自分の目で、どうしても見たかったのではないでしょうか

ところが、実際のらんは――――――

「洗濯をしていた時に　ひっかけて破いてしまったので　バレないように　縫い合わせて戻そうと―――

くっ　見ないでくださいと言ったのに…！」

要するに、らんは自分が犯したミスの、証拠隠滅をしたかったのですね。

ものすっごくガッカリした顔をしている雅人さま、かわいそう！！！！

そして、らんが雅人にお仕置きされてる後ろで、冷静に現状を把握している立花さんが、

あまりに落ち着いていてつい笑ってしまいました！！思いっきり他人事！！

『人は見るなと言われると　見たくなるものなのだなあ

適当なことを言って事実を誤魔化そうとしてはいけない…』

立花さん、適当なことを言ったなんて雅人にバレたら、ますます信用してもらえなくなっちゃう…！

まったくもう、次から気をつけてくださいね～！！

11月号に「序章」掲載、1月号より新章＆毎号連載開始、とのことで、

本編は今後どのような展開になっていくのか、さらに楽しみになりました。

続きを読める日が、本当に本当に、待ち遠しいです……！！！！