プチコミック11月号の 痴情の接吻 11話の感想です
痴情の接吻 第十一話 如月ひいろ 先生 著
ネタバレありの感想ですので、ご注意ください!
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ネタバレ大丈夫ですか?
単行本派の方、まだ発売されていない 3巻の内容を書いていますので、ご注意ください。
いよいよ 今週末、和華の勤め先の図書館で 講習会が開かれます。
当日 帰りは遅くなるのか、上条は 和華に尋ねました。
「いつもどおりに帰るわ 後片づけも 手間はかからないし」
「そうなんだ?」
「うん 講習会は 閉館時間と同じ 8時で終わるの 教授と岳に あいさつしたら 帰る予定で…」
つい また「岳」と名前を言ってしまい、はっ とする和華です。
しかし、上条は「そう それなら よかった」と 笑います。
和華は『いつもの上条だ』と ホッとする反面―――
『……でも あの時の拗ねた上条の顔 かわいかったから もう一度 見たいな』
そこで、わざと 何度も、「岳」「岳」と 強調して、岳の話をする 和華。
すると 上条は、そんな和華に 突然キスをしました。
「な 何 急に…」
「和華って全然 僕の名前で呼ばないよね いつになったら 呼んでくれるのかな?」
「そ… それは―――… お… おいおいで…」
「おいおいって いつ?」
上条の名前を、和華は 呼んでみようとしたのですが……、どうしても 恥ずかしくて呼べません。
急かしてくる 上条に、つい「いい加減にしてっ!!」と言ってしまいます。
「ったく 別に名前くらい いいじゃない! 不便なことも なかったんだし
上条ってば ムキになりすぎなのよ……」
和華が どう言うと、上条の表情は 明らかに不満げで―――
「そうだよね 名前くらい 別に どうでもいいよね」
『ヤバイ 怒らせてしまった』
その後 結局、まともに会話できないまま 週末になってしまい、講習会が始まりました。
集中しなきゃ と思うのに、和華の頭から 上条の顔が離れません。
そして、講習会が終わり 教授への挨拶を終えた和華は、つまずいて 転びそうになってしまいます。
岳が支えてくれたので 大丈夫だったのですが――― 図書館に来ていた上条に、見られてしまいました。
何も言わず 去ろうとする上条に、和華は 大きな声で「忍!!」と呼びます。
ゆでだこ みたいに、真っ赤になってしまった 和華を抱え、岳に対して「見るな 減る」と言った 上条。
後片づけを 岳に押し付けて、和華を抱えたまま 家に帰る間、上条は 何も言いません。
家に到着して、和華は 上条に、名前を呼ばなかったことを 謝りました。ところが―――
「怒ってるのは そこじゃない」
「え…」
「あんな かわいい顔を みんなの前で さらしたからだよ」
「えっ……?」
「しかも よりによって 岳の前で さらした上に 名前を初呼びするなんて」
「? ? だって 上条… 名前のことで 怒ってたんじゃないの?」
「怒ってない 僕のことを かわいいなんて思うから ちょっとイジワルしただけだよ」
『バレてた…』
「それより 呼び方 また元に戻ってるけど」
「え… あ ついクセで…」
「もう1回 名前呼んで」
上条に 見つめられ「…お願い」と言われ、何度も「もう1回」と せがまれ、
その度に 何度も、朝まで、上条の名前を呼び続けることになる 和華でした――――――
怒ってはいない…けど、和華に「忍」と呼んでもらいたくて仕方ない 上条は、
本当に 本当に、可愛いです!! たとえ 上条が嫌がっても、可愛いと思わずには いられないですよ!!
そして、ゆでたこ になっていた和華の顔も、上条の言う通り とっても可愛かった~
今回も たくさんキュンキュンさせてもらいました 可愛い2人に 癒やされました