Betsucomi 3月号のクイーンズ・クオリティ20話の感想です
クイーンズ・クオリティ 第20話 最富 キョウスケ 先生 著
ネタバレありの感想ですので、ご注意ください!
別窓で記事がでます
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ネタバレ大丈夫ですか?
単行本派の方、まだ発売されていない 4巻の内容を書いていますので、ご注意ください。
「銀のうみへび」によって 文に入り込んだ、根が残って 取り切れていない悪意、その悪意の増殖…、
想像以上に 厳しい状況から始まっていました……。
アタルの 文を呼ぶ声が大きくなっていくということは、2人が アタルに近づけているということだけれど、
同時に、文は 何度も、悪意の浸食に 襲われてしまっているのですね…。
そして 何度も、その度に 治してくれている玖太郎!!
文を励ましてくれる 頼もしい玖太郎のおかげで、文は立ち止まらず 前に進むことができていて、
不安すぎる展開、厳しい状況にも関わらず、どこか安心して 読んでいられました。
文と玖太郎が、当然のように アタルを助けるつもりでいてくれることも嬉しかったです。
「取り除キタケレバ アタルをタスケテ 悪意の元を取り除くカ ひと思いニ アタルをコロスシカナイネ」
2択を迫っていた「銀のうみへび」だけど、2人にとっては 助ける方法しか選びようがない!と、
腹をくくって、アタルの精神の核に会うため 突き進んでいましたね。
アタルは 文を黒の女王にしたいと思っていて、そして既に そうなりかけている現状。
だけど 玖太郎に頼る事ができて、支えてもらう事ができて、文も 落ち着いていられるのだと思います。
『おれの全部を この子に捧げる』
今は 不安や疑問を投げ捨てて、文を守ることを誓っている玖太郎に、ドキドキしてしまいました…!!
突然 現れた少女の姿、文が見た アタルの記憶の断片に出てくる女の子。
彼女は、昔の文ではありませんよね!? 文に記憶がないから 分からない訳ではないのですよね!?
アタルが 文を呼ぶ言葉に謎があったのは、アタルが勘違いをしていた ということなのでしょうか?
「俺たちの約束」は 昔の文とアタルで交わされたものではなく、あの女の子とアタルで交わされたもの?
ついに辿り着いた アタルの精神の核―――、なぜ 女の子と文を同一人物と思っているのか、
文の中に入っていく 女の子を指して「本物のキミ」と言っているのか?
玖太郎でも どうすることも出来ないまま、暴走する黒の女王へと かわってしまった文ですが、
そんな文が見ている記憶は、アタルが言う「本物のキミ」が 自ら命を絶つ瞬間……?
文と同じく 女王になる運命を背負っていた、でも 背負いきれなくなってしまった…、
そういうことなのでしょうか!?
だけど アタルが彼女に謝る理由も含めて、違う何か がありそうですね…。
アタルは 以前、自分のことを「滅ぶべきクズ」と言っていましたし、
彼女のことが アタルの行動全てに関係しているのだろうなぁ、と想像してしまいます。
女王の力を持つ、という共通点だけで 文と女の子を同一人物だと、
彼女の死を受け入れられずにいるアタルは、無自覚に 思い込もうとしていたのでしょうか……。
玖太郎の言葉が 文に届いて、苦しくて泣いている黒の女王の心が 文に伝わって、戻ってこれた文!!
……の、無駄じゃない抵抗!!!!
衝撃のあまり どん引くアタルと女の子に、笑わずにはいられませんね。
このタイミングで ギャグシーンですか…! 素晴らしい!
思わず 謝ろうとしてしまうアタルにも笑いましたが、
一転、文から直接 その女の子は「私じゃない」と言われて、彼女は死んでしまった現実を突きつけられて、
文と玖太郎に襲いかかる 親ムシ、緊迫の展開!!!!
玖太郎が親ムシの相手をしている間に、文は 黒の女王を殺さなくてはいけないのですね…?
それが文の仕事で、それが唯一の 文と玖太郎の勝ち目―――
次回は 文VS黒の女王とのことで、今から緊張してしまいます…!!
「まってるからな」「ふみ いいこだ いけ」
玖太郎に見送られて 目を閉じた文は、無事に『私は私』のまま 再び玖太郎と会えるのでしょうか。
それは もちろん、会えるはず!!!! その時が、4月号が、ものすごく待ち遠しいです!!