別冊フレンド10月号の 黒崎くんの言いなりになんてならない 68話の感想です
黒崎くんの言いなりになんてならない 第68話 マキノ 先生 著
ネタバレありの感想です。ご注意ください!
桜先生の恋人 リサさんのところへ行ってしまった、黒崎くん。
すぐに追いかけたかった 由宇ですが、学年主任の先生に見つかり 止められてしまいます。
優等生の白河くんとミナちゃんに助けてもらい 事なきを得たものの……
「早く追いたいの わかるけどね 黒が由宇ちゃんに 危険なことはさせないはずだけど…」
「あきらかに 追いかけさせようとしてんだよな」
ホテルのバルにいた 桜先生を見つけ、事情を話した 由宇。
しかし、弱いのに ヤケ酒を飲んでいた 桜先生は、なぜか 大号泣していて―――?
「ずっと 家から逃げて 親父とも晴とも 向きあわねぇで」
「1人好き勝手してきたからなァ」
「家族ってもんを 自分が作るのは 怖ぇんだよ 別れたほうが リサのためだ」
リサさんのことが好きなのに 好きなだけじゃダメな歳だと言って、別れようとしている 桜先生。
そのくせ、リサさんから別れ話をされるのも嫌で 逃げてしまっているのです。
―――とはいえ やっぱり、会いに行きたい。
そんなグダグダしてる 桜先生に対し、早く黒崎くんのところへ行きたい 由宇は…
「素直になってっ カッコ悪いとこも見せてっ」
「どう幸せになるかは 2人で考えてけばいーんですよ!」
……
カフェで話す 黒崎くんとリサさん。話題は もちろん、桜先生のことです。
リサさんは、桜先生が「家族」を持つことを 怖がっていると、知っています。
なのに 一緒に暮らしたい、結婚したい、と思うのは 私のエゴなのか…? 悩む リサさん。
「俺は 家族団らんの記憶はねぇし」
「桜とは あいつの高校卒業以来 会ってなかった」
「そいつが 急に帰ってきて やたら構ってくる」
「学校までついてきて 兄貴面して いいかげん ウゼぇ」
桜先生は ただ逃げたわけじゃなかったのです。
そして、自分の意志で リサさんのもとへと戻ってきました。
顔を合わせた途端「待ちくたびれたぞ 桜 なぁリサ 俺がもらうか」なんて言い出した弟を 殴ってしまうほど、リサさんへの想いが高まり 覚悟を決めて来た 桜先生は―――
「誰にも 渡すかよ」
「結婚しよう オレと家族になってくれ」
実はリサさん 妊娠していて、そのことを知っていたから 黒崎くんは、リサさんの体を気遣い 優しかったです。
黒崎くんは 本気でリサさんを? なんて誤解だったと気づいた 由宇だけど…………!?