ベツコミ3月号の クイーンズ・クオリティ 64話の感想です
クイーンズ・クオリティ 第64話 最富 キョウスケ 先生 著
ネタバレありの感想ですので、ご注意ください!
アタルを救出するため 合同チームを組んだ、玄武門と青龍門。
一同は みんな、仲間 全員、玖太郎の贄となり 朱雀門との闘いに 挑んでいました。
わずかな時間で 自分の仲間を 全て贄にするなんて 正気の沙汰では…、と 朱雀のイノウエが 驚きます。
確かに 正気の沙汰ではない――― どのようなリスクがあるか 分からない―――
それを承知で タカヤたちは、朱雀に対抗すべく 自ら望んで 玖太郎の贄になったのです。
「…そうですね 考えてみれば 何も我々が 足止めしてやる必要もない」
「この件 完全にセイラの責任ですから」
「あれが事態を収拾できずに ここで潰れてくれるなら 好都合」
「では 僭越ながら お相手しましょう」
……
曜子さんとミズホちゃんに イノウエとツバサの足止めをしてもらい、文 玖太郎 先代 タカヤ達は、アタルのところへと 走ります。
向かう途中、先代とタカヤさんの体調を心配する 玖太郎。
「そうか よかった 約束 守ってんだな」
「蛇のやつ」
玖太郎は 蛇に、「贄にした みんなを護れ」「手は出すな おまえの養分にするための贄じゃない」と言ってありました。
その命令に対し、蛇の返答は――――――
「…まあいいさ おまえが そうしろと言うんなら」
「だが玖太郎 忘れるな」
「俺の力をつかうなら 見返りはもらうぞ」
……
青龍門藍丸隊の協力のおかげで セイラの贄に足を止められることなく、ついに 玖太郎が、アタルのもとへと 辿り着きます。
ボロボロの状態のアタルを 優しく抱き起こす 玖太郎。セイラの相手は、怒り爆発の 文です。
「悪いけど」
「死ぬ気満々みたいだけど 死なせないからな そのために 俺がここに来たんだよ」
「いいかアタル」
「俺の贅になれ アタル」
「ええ~」
「でも「願」とか あんでしよ?」
「うーわ キツい」
「ガチ中二のやつじゃん 勘弁してよ」
「まあ そうなんだけどさ おまえも中二 得意じゃん」
「だめか? アタル」
「はは」
「いいよ玖 俺をあんたの贄にして」
「しょーがないから ついてくよ」
「一生 さいごまで」